『async』アナログ盤は、2017年に発売されてソールドアウトになっていた坂本龍一のソロオリジナルアルバム作品。「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせたくない」と坂本龍一自らリリース前から称した。1年以上の病気療養を経て新境地を開いた意欲作で、このアルバムからの音源を主体にしたコンサートも海外で複数回行われている。前作『out of noise』がオーガニックな音響作品だったのに対し、ここではヴィンテージを含むアナログ・シンセサイザーが多用されている。制作当初のアイデアのひとつが架空のタルコフスキー映画のサントラということもあり、どの曲もリスナーにそれぞれの映像イメージを強く喚起させる。実際、アルバム発表後には高谷史郎、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalanらによって本作とその収録曲が映像化されインスタレーションとしても発表された。近年のコンサートでは必ず演奏されていた新たな代表曲ともいえる「andata」を収録。また「fullmoon」では映画『シェルタリング・スカイ』からポール・ボウルズの、「Life, Life」ではデヴィッド・シルヴィアンの朗読がそれぞれ使用されたことも話題となった。
DISC1 01. andata - Oneohtrix Point Never Rework 02. andata - Electric Youth Remix 03. disintegration - Alva Noto Remodel 04. async - ARCA Remix 05. fullmoon - Motion Graphics Remix 06. solari - Fennesz Remix
DISC2 07. solari - Jóhann Jóhannsson Rework 08. ZURE - Yves Tumor Obsession Edit 09. fullmoon - S U R V I V E Version 10. ZURE - Cornelius Remix 11. Life, Life - Andy Stott Remodel 12. ZURE - KUKANGENDAI REMODEL (Bonus Track / Japan Only)