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ジョー・ペリー、ヴァン・ヘイレンを聴いたことが間接的に70年代後半のエアロスミス脱退につながったと語る

2023/10/04 16:52掲載
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Joe Perry - Photo:Ross Halfin
Joe Perry - Photo:Ross Halfin
エアロスミス(Aerosmith)ジョー・ペリー(Joe Perry)は、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)の最初のアルバムを聴いたことが、間接的に70年代後半のエアロスミス脱退につながったと、米Guitar World誌の新しいインタビューの中で話しています。

ペリーは、エアロスミスの1979年アルバム『Night in the Ruts』のレコーディングが終了する前に、バンドを脱退しました。インタビューの中で、この時の脱退の理由について尋ねられたペリーは、個人的な葛藤だけではなく、新しいアイデアの必要性を感じていらからだと話しています。

「自分のことは自分でやるしかなかった。私生活はあまり良くなかったし、それに対処しなければならなかった。俺はそのことを受け入れ、去るときが来たのだと思った。でも、新しいアイデアに対してもっとオープンになる必要があるとも感じていたんだ。

時代は80年代に入ろうとしていた。ヴァン・ヘイレンの最初のアルバムを聴いて、すごく気に入ったのを今でも覚えている。なんて素晴らしいアルバムなんだと思ったよ。

エディのギター演奏は本当に素晴らしかった。彼はギターの常識を覆し、それまで聴いたこともないようなことをやっていた。俺には新しいアイデアが必要だったので、休憩する時が来たと思ったんだ。

照準を合わせ直し、再びうまくやっていくために学ぶ必要があった。 俺は“80年代を迎える準備はまだできていない”と言ったのを覚えている。なぜそう言ったのかわからない。ただ、雰囲気というか、感じただけなんだ」

またペリーは、今にして思えば、バンド内の人間関係の葛藤にもかかわらず、『Night in the Ruts』は驚くほどよくまとまっているとも話しています。

「あのアルバムは悪夢だった。でも、エアロスミスがスタジオでやった中で最高の演奏が収録されていると言わざるを得ない。俺は(レコーディングを)途中で抜けたのに、彼らが俺(のサウンド)を残したことにとても驚いたよ。

“Cheese Cake”のような曲の真ん中のスロー・スライドは、スタジオでライヴでやったんだけど、とても良かった。もしこの曲をツアーで演奏するチャンスがあれば、大きなアルバムになったと思う。でも、そうはならなかった」