Stevie Nicks - Jamie McCarthy, Getty Images for ABA
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の
スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)は、
クリスティン・マクヴィー(Christine McVie)が亡くなったことで、フリートウッド・マックを続ける「理由はない」と語っています。またニックスは玩具会社のマテルと協力して、自身のバービー人形を発売することも発表しています。
ニックスは、自身のバービー人形を発売することに関するvultureのインタビューの中でフリートウッド・マックが再びツアーを行う可能性について尋ねられ、こう話しています。
「ニール・フィンとマイク・キャンベルと1年半ツアーをやりました。本当に楽しかったし、大規模なツアーだった。それは可能性の領域にあった。でも、クリスティンが亡くなったとき、誰も彼女の代わりにはなれないと感じました。代わりなんていない。彼女なしではできない。
彼女は私のソウルメイトのような存在で、音楽的ソウルメイトで、フリートウッド・マック以外のどの親友よりも長い時間を一緒に過ごした親友でした。クリスティンは私の親友だった。テイラー・スウィフトの“You're on Your Own, Kid”という曲の“you always have been”というフレーズを思い出すと、それがクリスティンと私だったような気がします。あのバンドでは自分たちだけでやっていた。私たちはいつもそうだった。私たちはお互いを守っていた。あのハモンドオルガンが後ろにいないのなら、私は誰を見ればいいんだろう? 彼女が亡くなったとき、もうこれ以上は無理だと思いました。やる理由はない」
フリートウッド・マックは、1999年から2014年の間、マクヴィーがバンドから離れていた時、マクヴィー抜きでツアーを行いましたが、ニックスはバンドはステージ上のマクヴィーのスピリットが恋しかったと語っています。マクヴィーがいない場合は、バンドのセットリストも大幅に変えなければならないという。
「クリスティンはポップスターだった。彼女は本当にスーパーポップなヒット曲を全部書いた。他のメンバーは誰もそういう曲を書けなかった。クリスティンが18年間引退したときのように、私たちはその曲を取り除かなければならない。そういう曲を再現することはできなかった。だから私たちはもっとハードロックなバンドになった」
ニックスは10月1日のマディソン・スクエア・ガーデン公演の中で、ニックスのバービー人形がマテル社から発売されることを発表しています。彼女が『Rumours』のジャケットで着ている衣装からインスパイアされています。
ニックスは公演で観客に対して、このコラボレーションはマテル社が最初に彼女に声をかけてから約1年かけて実現したものだと話し、また自身のSNSアカウントで、こうコメントしています。
「私のバービー人形が手元にやってきて数ヶ月が経しました。マテル社から『Rumours』のジャケット風のバービー人形を作らないかと誘われたとき、私はとても圧倒されました。もちろん“この子は私に似ているだろうか?私のスピリットを持っているだろうか?私の心を持っているだろうか?”と考えました。この子を見ると、27歳の自分が見える。あの黒い衣装とゴージャスなブーツで大舞台を歩いた記憶がよみがえってくる。1975年以来、私たちは何を経験し、戦い、学んできたのだろう? 私は彼女であり、彼女は私だ。 彼女は絶対的に私のハートを持っている」