80年代に放送されたロボットアニメ『ビデオ戦士レザリオン』の第1話と第2話がYouTubeチャンネル「東映シアターオンライン」で無料配信開始。
東映ロボットアニメの集大成として製作された作品。当時全盛期だったリアルロボット路線の影響を受けつつも、優れた作画や起伏に富んだストーリーなどを基盤に、独特の面白さを切り開いていった。主人公が友人と通信ゲームで対戦したり、ネットワークへの不正アクセスを試みる場面があるなど、現代のインターネット時代を予見した内容でも知られている。
■『ビデオ戦士レザリオン』
<INTRODUCTION>
『超電磁ロボ コン・バトラーV』に始まった八手三郎原作・東映本社製作による一連のアニメ作品の掉尾を飾る巨大ロボットアニメ。キャラクター原案に人気漫画家の居村真二を起用し、キャラクターデザインには本橋秀之、メカニックデザインには前作『光速電神アルベガス』に続いて小原髪夫、大畑晃一、ひおあきらが当たり、音楽も渡辺宙明が続投、同じくシリーズディレクターも森下孝三が継続して務めた。
主人公・香取敬がプログラムした対戦ゲーム用のロボットが、物質電送実験中のアクシデントによって実体化してレザリオンが誕生。敬はそれを操縦できる唯一の人物としてシークレットフォースに組み込まれ、地球連邦軍の一員として戦火に身を投じてゆく。物語は大きく二部構成となっており、前半はゴッドハイド博士率いる月面反乱軍、後半はジャーク星から飛来した侵略者との戦いを主軸としている。
レーザーフレームとレーザーユニットから成るレザリオンの奇抜なデザインや、それを表現するCGさながらの手描き作画、金田伊功らレジェンド級アニメーターが大挙参加した最終回も当時大きな話題となった。
<CAST>
香取 敬:古谷 徹
オリビア:潘 恵子
シルベスタ:野田圭一
ブルーハイム:滝 雅也
ゴッドハイド/ジャーク大帝:蟹江栄司
インスパイア:森 功至
チャールズ:若本紀昭
サハラ:山田栄子
モンロー:川浪葉子
デビッド:塩屋 翼
エレファン:小林通孝
<STAFF>
企画:折田 至、吉川進(東映)、小湊洋市(東映動画)
原作:八手三郎
音楽:渡辺宙明
キャラクター原案:居村真二
キャラクターデザイン:本橋秀之
メカニックデザイン:小原髪夫(カナメプロ)、大畑晃一、ひおあきら
企画協力:秋野紅葉、小西 智(Y&K)
美術設定:内川文広
シリーズディレクター:森下孝三
製作担当:蕪木登喜司
製作:東映、旭通信社