ホワイトスネイク(Whitesnake) での活躍でも知られるギタリスト、
バーニー・マースデン(Bernie Marsden) は、今年8月に亡くなる前に新しいアルバムを完成させていました。この遺作アルバムは『Working Man』と題され、海外で11月24日に発売されることが決定。このアルバムからのファースト・シングルとして「Being Famous」が公開されています。リリース元はConquest Music。
「Working Man』には、マースデンがプロデュースし、デイヴ・エリンガ(MANIC STREET PREACHERS、THE WHO)がミックスを手がけたマースデンのオリジナル新曲12曲が収録されます。
また『Working Man』は限定2CD版と2枚組バーガンディ・ヴァイナルで発売され、どちらにもホワイトスネイク名曲のリワークを含む10曲の新録音を収めたボーナス・ディスクが付属されます。
スタジオ・アルバムのリリースは、自身の音楽的ヒーローに敬意を表した3枚のカヴァー・アルバム『Kings』『Chess』『Trios』以来。オリジナル曲で構成されたスタジオ・アルバムのリリースは2018年の『Tales Of Tone And Volume』以来です。
新作の最終的なレコーディング・セッションは今年6月に行われ、マースデンは8月下旬に亡くなるまでの数週間、アルバムのアートワーク、シークエンス、マスタリングを監督しました。マースデンはこのアルバムのミキシング、アートワーク、企画に全面的に関わり、本当は夏の終わりに『Working Man』を出したかったようですが、レコード・プレスに時間を要するため、11月にリリースされることになったようです。
マースデンの妻フランはこの新しいアルバムについて、こう話しています。
「バーニーは新しいアルバム『Working Man』にとても興奮していたし、収録されている曲を誇りに思っていました。過去3枚のカヴァー・アルバムの後、彼はファンに新しいオリジナル曲を聴かせたいと強く思っていました。彼は(新型コロナウイルスの)ロックダウン中にスタジオで作業するのが大好きで、アルバムを世に送り出すのが待ちきれなかったのです。
Conquest Musicは、敬意を表して2024年までリリースを遅らせることを考えていましたが、アルバムをリリースしたいというバーニーの熱意を知っているので、彼の希望に従い、予定通りリリースしたいと考えています」
Conquest Musicのアラン・バンブロウはこの新しいアルバムについて、こう話しています。
「バーニー・マースデンはConquest Musicにとってアーティスト以上の存在でした。彼は長年の素晴らしい友人であり、信頼できる相談相手であり、レーベルを設立するという私たちの決断に大きな役割を果たしました。
彼のアルバム『Kings』は私たちの最初のリリースであり、彼の会社リトル・ハウス・ミュージックと協力して、彼の最高の作品の数々をリリースできることを誇りに思っています。私たちはバーニーの逝去に心を痛め、来年までリリースを延期することが正しく、敬意を払うべきことだと考えましたが、フラン・マースデンは、バーニーは『Working Man』を予定通りに発売することを望んでいると私たちを説得してくれました」
VIDEO
■『Working Man』
Disc One
01. Being Famous
02. Midtown
03. Longtime
04. Invisible
05. Son I've Never Known
06. Steelhouse Mountain
07. Working Man
08. Valentine's Day
09. Savannah
10. Bad Reputation
11. You Know
12. The Pearl
Disc Two (Bonus Disc)
01. Look At Me Now
02. Midnight Believer
03. Who's Fooling Who
04. Just Don't Have The Time
05. Foolish Day
06. Here I Go Again
07. Ain't No Love In The Heart of The City
08. Til The Day I Die
09. Time Is Right For Love
10. Come On In My Kitchen