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Live Nation ツアー・ミュージシャン支援の新プログラム発表 全クラブ・アクトに1500ドルを支給 商品販売手数料を請求せず

2023/09/27 10:51掲載
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Willie Nelson
Willie Nelson
世界最大のコンサート・プロモーターであるLive Nationは、ツアー・ミュージシャンを支援する新しいプログラムを発表。

米ビルボード誌などによると、Live Nationが所有・運営するクラブで演奏するすべてのアーティスト(オープニング・アクトもヘッドライナーも含む)には、毎晩の公演報酬に加えて、1公演につき1,500ドルのガソリン代と旅費が支給されます。

さらに、Live Nation傘下のクラブは、アーティストに商品販売手数料を請求せず、アーティストは商品利益の100%を確保することができます。アーティストの多くは、ツアー中に現金を得るためにグッズ販売に頼っています。Live Nationがこれらの手数料を免除する決定を下したことで、ツアー・アーティストの手元にはより多くの現金が入ることになりそうです。

増大するコストとマーチャンダイズ・セールスによるアーティストの収益力に取り組むこのプログラムには、有効期限がなく、アーティストが年間数千万円を節約できる見込みだという。

このプログラムは、ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)が1980年に発表した同名の名曲インスパイアされたもので「On the Road Again」と呼ばれています。

このプログラムの公式アンセムとして「On the Road Again」を提供したネルソンは米ビルボード誌に「アーティストにとってツアーは重要なので、アーティストを助けるためにできることがあれば、何でもやるべきだと思います。このプログラムは今年、何千人ものアーティストに影響を与え、ツアーを少しでも楽にする手助けになるでしょう」と話しています。

Live Nationはプレスリリースで「ツアーはアーティストの生計を支える重要な部分であり、旅費はアーティストの毎晩の経費の中で最も大きな部分を占めていることを私たちは理解しています。このような中心的な経費を支援することで、ツアー中のアーティストがより楽になり、全国のより多くの都市でファンの前でパフォーマンスを続けることができるようになることを目指しています」と説明しています。

このプログラムの恩恵はアーティスト自身だけにとどまらないという。米ビルボード誌によると、2023年に500時間以上働いたツアーの担当者や会場のクルーだけでなく、公演の実行を支援する地元プロモーターへの金銭的ボーナスも含まれているという。また、予期せぬ苦難に直面している業界全体のクルーを支援するために、パンデミックの際に創設された基金Crew Nationへの500万ドルの支援も含まれているとのこと。