エアロスミスのジョー・ペリー　自身のサウンドを形成した8人のギタリストを挙げる

エアロスミス（Aerosmith）のジョー・ペリー（Joe Perry）は自身のサウンドを形成した8人のギタリストを挙げています。米Guitar World企画。

「俺に影響を与えたプレイヤーは、ギターが新しい楽器だと感じさせてくれた人たちだった。エレクトリック・ギターは興味深い。他の楽器はすべて何世紀も前にルーツを持っているけど、エレキ・ギターは、間違いなくスパニッシュ・ギターの延長のようなものだけど、まったく違うものだ。ギターをアンプにつなぐと、まるで別の楽器のようになる。限界を引き延ばすことができた天才たちを見ることができたのは幸運だったと思うよ」

「ジミ・ヘンドリックスやエディ・ヴァン・ヘイレンのようなプレイヤーはもう現れないだろう。確かに今では、彼らのような演奏ができる人、あるいは彼らの真似をしようとする人はいるけど、最初にやったのは彼らだ。ネットで驚異的なギタリストを見つけることはできるけど、俺は先駆者たちについて話をしている。YouTubeには信じられないような魔法使いがいるけれど、すべてを始めたのは彼らなんだ」

「数人抜けているかもしれないけど、他に思いつかない。彼らは俺が聴いたり、学んだり、興味を持ったりしてきた人たちで、俺が曲を書いたりソロを作ったりする上で大きな意味を持った人たちなんだ」

1. Jeff Beck

「他の多くのギタリストが歌う中、ジェフは歌いたがらなかった。彼ができることを考えると、それは不必要なことのように思える。それはさておき、ジェフは極限まで推し進めたけど、彼がそのために生まれてきたことは誰にでもわかることだ。

ジェフのようなプレーができる人は他にいない。すごい。彼はエレクトリック・ギターをそれまで誰もやったことのないようなものにした。彼のプレイを見ているだけでも......あの指からあの音が出るなんて、今でも信じられない」

2. Jimmy Page

「ジミー・ペイジについて言えることは、彼はソングライターであり、プロデューサーであり、ギタリストであるので、彼が思い描いたものを現実のものにすることができたということ。

ジミーのギター演奏と、彼のプロデュースやレッド・ツェッペリンのダイナミクスに合う曲を書く能力を切り離すことはできない。ジミーは自分が何をしたいかを分かっていて、それを実行した。彼のプロデュース能力は、彼のやることを見たり聴いたりすることと相まって、とても重要な意味を持つんだ」

3. Peter Green

「ピーター・グリーンのギターの音色も、バンドの他のメンバーとの連携の仕方も、どちらも素晴らしかった。幸運なことに、ピーター・グリーン率いるフリートウッド・マックがボストン近郊をツアーしたとき、少なくとも7、8回は見ることができた。ピーター・グリーンは素晴らしかったし、彼の独特なギターの弾き方は俺に大きな影響を与えた」

4. Jimi Hendrix

「ジミ・ヘンドリックスについては、もう何千回も言われているので俺からは特に何も言えない。彼の演奏はとても自然で流れるようだった。ジミのやり方は、俺たちと同じような音を出していたにもかかわらず、スタジオでの音に関しては、はるかに超えていた。

彼が持っていたどんな魔法も、ほとんどギターの中に隠されているようなものだった。彼の楽器やサウンド・エフェクトの中には信じられないようなものもあった。流れ星の話になると思い出す、ジミはあまりにも早くこの惑星を去った男だった」

5. Steve Vai

「スティーヴ・ヴァイを挙げなければならないのは、彼が信じられないほど独創的だから。彼はギターの枠をはるかに超えたことを考えるプレイヤーだ。彼の頭の中には、俺の心を吹き飛ばすような音楽がある。

スティーヴ・ヴァイが（デイヴィッド）カヴァデールと共にホワイトスネイクに在籍していた頃に一度だけプレイを観たことがあるんだけど、彼が出していたサウンドのいくつかは本当に信じられないものだった。彼は7弦ギターを弾いていたと思うんだけど、アウトボード機材をいくつか持っていて、文字通り建物を揺るがすような音を出していた。本当に驚異的だった。俺は、彼が正当な評価を得ているとは思っていない」

6. Eddie Van Halen

「エディの演奏を聴くと、とてもインスパイアされる。ヴァン・ヘイレンのファースト・アルバムが出たとき、エディは本当に物事をオープンにした。彼は、他の人が使っていたのと同じ楽器機材をいくつか持っていたけど、俺が他の人がやったのを覚えていないような方法で使っていた。

彼は、新鮮で、新しくて、楽しいサウンドを作り出した。彼についてこれ以上何が言える？エレキギターという楽器に関して、物事を真に変え、扉を開いた5人のうちの1人だ」

7. Neil Young

「これ以上選ぶのは難しいし、選べるかどうかもわからない。でも、俺がよく立ち返る試金石以外に影響を受けた人たちを考えてみると、ニール・ヤングの影響も大きかったと思う。

彼のギターの弾き方は確かに違っていた。彼の演奏は、ニールが他の誰よりも心と指先のつながりを持っていると思うことがあるほど、本質的なものなんだ」

8. Robert Johnson

「ロバート・ジョンソンの演奏はマジックだ。彼ができたことに関して、それ以上何が言える？　俺たちが聴いているのは、マイクがたった1本しかない部屋での彼1人だけの演奏だと思うと本当に驚かされる。彼は俺に大きな影響を与えた」