マリリン・マンソン　コンサート中にカメラマンに唾を吐き鼻をかんだとして罰金刑

マリリン・マンソン（Marilyn Manson）はコンサート中にカメラマンに唾を吐き、鼻をかんだとして、裁判所から20時間の社会奉仕活動と約1400ドル（約20万円）の罰金判決を受けました。

ニューハンプシャー州の裁判官が「ひどい」と呼んだ事件は2019年8月19日、米ニューハンプシャー州ギルフォード・メドウブルックのバンク・オブ・ニューハンプシャー・パビリオンで起きました。

警察の発表によると、マンソンは、彼のパフォーマンスを撮影していた女性カメラマンのスーザン・ファウンテンに唾を吐きかけ、その後、しばらくして戻ってきた彼は、彼女の上にひざまずき、彼女に向かって鼻をかんだという。警察の報告書によると、当時の映像にはマンソンが立ち去るファウンテンを指差して笑う姿も映っていたという。

法廷で読み上げられた声明の中で、ファウンテンは次のように述べています。「被告から受けたような屈辱や扱いを受けたことは、これまで一度もありません。彼が私に唾を吐きかけ、鼻をかんだことは、人間として最低の行為です」

マンソンは9月18日に行われた裁判に出廷しました。マンソンは当初、暴行容疑について無罪を主張していましたが、後にノーコンテストに変更しました。裁判官から判決を理解しているかという質問に「はい」と答えています。

マンソンは罰の一環として、今後2年間ニューハンプシャーでコンサートが計画されている場合は警察に連絡し、また遅くとも2024年2月4日までに社会奉仕活動が完了した証拠を提出しなければなりません。

マンソンは裁判所の外で記者団に「回復中の人々」とともに奉仕活動を行うつもりだと語っています。

なお、マンソンは近年、複数の性的暴行の告発に直面しています。

裁判の映像