キックス解散　最後のコンサートには元メンバーも参加

米ロック・バンドのキックス（KIX）は米国時間9月17日、地元メリーランドで最後のコンサートを行いました。この公演をもってバンドは解散しました。最後のコンサートでは、ツアー活動から離脱していたギタリストのロニー・ユンキンスと、元メンバーのギタリスト、ブラッド・ディヴェンズも参加しています。当日のファン撮影の映像あり。











キックスは今年5月の公演で、主に健康上の問題を理由に9月17日の公演をもって解散することを発表しました。バンドのヴォーカリストであるスティーヴ・ホワイトマンは観客にこう語っていました。

「ここで発表したいことがあるんだ。受け入れるのはちょっと難しいかもしれないけど、とにかくみんなに知ってもらいたい。俺たちは45年間続けてきたこの仕事を、もう終わりにしようと決めた。今夜じゃない。9月17日にここでライヴを行う予定だ。

長い、長い、長い道のりだった。俺の健康も、ジミー（チャルファン、キックスのドラマー）の健康状態も間違いなく悪化している。夏までにツアーを終わらせることにした。ミネソタ州ヒンクリーで終わる予定だったんだけど、ある人がヒンクリーでキャリアを終わらせていいのかと言った。そこで俺らは話し合いをして、ここメリーランドで最後の大きなライヴをすることにしたんだ。君たちはそれにふさわしいからね。9月17日は俺らの最後のライヴになるんだけど、幸運にもここ（メリウェザー・ポスト・パビリオン）でやることになったから、みんなに来てほしいんだ。俺たちの最後のライヴに参加してくれるかい？　頼りにしているよ。悲しいけど、その時が来たんだ。アスリートと同じだよ。その時が来たらわかるんだ。今がその時だと思う。もう疲れた。もうこれ以上は無理だよ（笑）」