CP1919 - Peter Saville, Stephen Morris & the Joy Division Archive, Sweeping Sun White, Digital artwork, 2023
ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)のヴォーカリスト、
イアン・カーティス(Ian Curtis)の未発表ヴォーカルを発掘。『Unknown Pleasures』のアルバム・カヴァーに登場する波形のデータを演算によりオーディオ化し、それをカーティスのヴォーカルと融合させた新しいオーディオビジュアル作品を、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーの
スティーヴン・モリス(Stephen Morris)が制作。ビジュアル面はアルバム・カヴァーを手がけた
ピーター・サヴィル(Peter Saville)が手がけており、アルバム・カヴァーの電波がアニメーション化され、立体的に見えるように描かれています。この新しいデジタル・オーディオビジュアル作品『CP1919』はNFTアートとして10月にPace Versoよりリリースされます。
『Unknown Pleasures』のアルバム・カヴァーに使われているアートワークは、1970年に電波天文学者のハロルド・クラフトが作成した、パルサーからの電波のイメージに基づいています。
『CP1919』は、ピーター・サヴィル、スティーヴン・モリス、ジョイ・ディヴィジョン・アーカイヴによるプロジェクト。『CP1919』のタイトルは、『Unknown Pleasures』に描かれたパルサーの名前PSR B1919+21に由来します。
モリスはパルサーCP1919の電波とアーカイブ・サウンドを加工したオリジナルのサウンドトラックを制作。モリスによると、発掘されたカーティスの未発表ヴォーカルは、「Atrocity Exhibition」のライヴ・ヴァージョンからのもので「2つの小さなフレーズを見つけたんだ。おそらく誰も聴いたことがないようなイアンのフレーズがあったのは幸運だった」と話しています。
『CP1919』には、『CP1919: Sweeping Sun White 2023』と『CP1919: Sweeping Sun Black 2023』という2つの異なるアート作品があります。
『White』はコピー無制限のオープン・エディションで、未発表のジョイ・ディヴィジョンのヴォーカル・サンプルとサウンドが収録されています。『Black』には、未発表のジョイ・ディヴィジョンのヴォーカル・サンプルを含むアンビエント・サウンドトラックを収録。『Black』は特注のケースに入ったハードディスク・ドライブで納品されます。
リリースを記念したピーター・サヴィル、スティーヴン・モリスのインタビュー映像あり
■『CP1919』公式サイト
https://www.pacegallery.com/cp1919/