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『ロスト・イン・トランスレーション』20周年 ソフィア・コッポラ監督が当時を回想 ビル・マーレイは口説き文句集を試して面白がっていた

2023/09/13 18:15掲載
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東京を舞台にしたソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督映画『ロスト・イン・トランスレーション』が米国公開(2003年9月12日)から20周年を迎えました。ソフィア監督は20周年を祝したインタビューの中で、撮影中にヤクザとのいざこざがあったこと、主演のビル・マーレイ(Bill Murray)が撮影中、日本を訪れる外国人向けの口説き文句集を試して面白がっていたことも話しています。

Q:撮影中にヤクザとのいざこざがあり、一時はかなり大変な状況になったと聞いたが?

「そうね、路上で何かあった。彼らの縄張りに入ったとかだったのかな? 日本人スタッフに通訳してもらいました。もっといい話があればいいんだけど、たぶん彼らの縄張りに入ったから、すれ違いざまに何か誤解が生じたんだと思う。私は見ていないけど、ランス(アコード、撮影監督)が何かの撮影に出かけていて、それが起きたんだと思う」

Q:ビルについてこんな話を読んだことがある。本当かどうかわからないけど、撮影中、彼は日本語の汚いフレーズを集めた本を持っていて、不特定多数の人にそれを言って回っていたらしいんだ。

「そうそう!彼は『Making Out in Japanese』という本を持っていて、日本を訪れる外国人向けの口説き文句を紹介したものだった。彼はウェイトレスやホテルで働く人にそれを試して、その人たちの反応を見るのを面白がっていた。とても楽しそうだったよ。私たちは本当に素早く撮影し、狂ったように働いていた。本当に速く移動しなければならなかったので、彼は機材を持って移動させるのを手伝っていた」

映画のトレーラー映像