NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の代表的なバンドのひとつ、
サクソン(Saxon)の創設メンバーであるギタリストの
グラハム・オリヴァー(Graham Oliver)がパーキンソン病と診断されました。オリヴァーによると、症状の進行は遅く、薬を服用しているという。オリヴァーは「できなくなるまで続ける」と、これからも演奏し続けることを誓い、キャリアに終止符を打つつもりはないと話しています。
7月に71歳になったオリヴァーは、The Classic Rock Podcastのインタビューの中で、最初はちょっとした老い、あるいは神経が引っかかったか関節炎ではないかと思ったと語っています。
「ロックダウンのときから、神経が引っかかったような感じがしていたんだ。何が原因なのかわからなかった。運動不足か、高齢か、関節炎か、神経が引っかかったのだろうと思っていた」
オリヴァーは、最初に診断を聞いたときはショックだったと語っています。しかし、彼が演奏続ける上で苦しい戦いに直面したのはこれが初めてではありませんでした。サクソンのキャリアが始まる前にも終わりかけていたという。
「76年に指を切ってしまい、二度とギターは弾けないと言われた。59歳のときには、小さな脳梗塞を起こし、それが原因で左半身が麻痺して、もう二度と弾けないと思った。それを克服して、また新たな戦いに挑んでいる。僕は3回やっているから、 もう一回やってみるよ。まだ負けるつもりはない。僕はただ、できなくなるまで続けるだけさ」