ネイザン・イースト＆ジャック・リー　コラボ・アルバムから「Amazing Grace」公開

イギリスの牧師ジョン・ニュートン(1725–1807)作詞による「アメイジング・グレイス」は、これまでアレサ・フランクリンからケルティック・ウーマンまで、取り上げてきたアーティストは数知れず、世界中で長年愛され続ける賛美歌。

当初は、パット・メセニーのようなギター・サウンドで演奏したトラックを収録する予定であったが、今年1月にジャックが敬愛する憧れのギタリスト、ジェフ・ベックが他界。ジャックは、ジェフ・ベックが2022年に行ったジョニー・デップとのライヴやエリック・クラプトンとの「ムーン・リヴァー」のライヴ映像を観たりする中で、急遽この曲を再レコーディングするに至ったという。

世界で最も有名な賛美歌が、ジェフ・ベックにインスパイアされたギターを中心に、アニメ『ドラゴンボール』シリーズの音楽なども手掛けてきた住友紀人のサックスをフィーチャーした新たなトラックに生まれ変わった。ジェフ・ベックとも共演経験があり友人だったネイザン・イーストにそのトラックを送ったところ、「ジェフ・ベックもきっと気に入ってくれるだろう」と太鼓判を押してくれたという。

「ジャックは韓国から生まれた最も重要なミュージシャンの一人だ。私は彼の音楽の大ファンであり、彼は本当に素晴らしいギタリストだ」－ パット・メセニー

パット・メセニーが称賛する韓国のスーパー・ギタリスト＝ジャック・リーと、フォープレイのメンバーであり、エリック・クラプトン、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダーなどのサポート、そして現在もクラプトンのバンドで活躍する伝説のベース・プレイヤー＝ネイザン・イーストの2人名義による初のプロジェクト・アルバムのリリースが決定した。

先行配信されている「Have a Talk with God」は、スティーヴィー・ワンダーの代表作のひとつ『キー・オブ・ライフ』(1976) に収録されている「神とお話」のカヴァー。パット・メセニーを彷彿とさせるジャックのギター・ソロと、ネイザンのメロディアスなベース・ソロが展開された、心地良いアップリフティングなナンバー。

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この困難な時代において、音楽の持たらす高揚感と鼓舞力を証明すべく制作したという今回のプロジェクト。ゴスペルの精神にジャズの妙技を融合させ、アルバム全体がスピリチュアルなメロディに包まれている。

グラミー受賞ピアニスト＝ジョン・ビーズリー、伝説のドラマー＝スティーヴ・フェローン、ネイザン・イーストの息子でオルガンの天才＝ノア・イーストといった、名だたる才能をジャンルの枠を超え起用。スペシャル・ゲストとして平原綾香も1曲ヴォーカル参加している。豊かな音のタペストリーと華麗なパフォーマンスにより、人間の魂に深く響く音楽が完成した。

取り上げられているナンバーは、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」、ガブリエル・フォーレ「リベラ・メ（レクイエム組曲より）」、「アメイジング・グレイス」などの賛美歌を中心に、サイモン＆ガーファンクル「明日に架ける橋」などの耳なじみあるナンバー、そしてジャックによる「ヘヴン・ノウズ」、ネイザンによる「ハート・アンド・ソウル」という2曲のオリジナルまで心に響くメロディが満載。

これまでの幅広いキャリアで構築した人間性と音楽性により、希望・愛・回復力という包括的なテーマを参加アーティストたちと共有し、お互いに感じとったフィーリングを音楽で見事に表現している。芸術的コラボレーションの輝かしい力であり、豊かなサウンドと感情のパレットを持つゴスペル・スピリットの祭典であり、愛と情熱という高次で広範なメッセージを吹き込んでいる。

「ネイザンと私は、この音楽の一音一音、一小節一小節に、そしてこの音楽を作る過程にも、私たちの愛と配慮を表現してきました。この贈りものを世界と分かち合えることは、神からの真の祝福です。ネイザンは大好きなミュージシャンであり、私の師匠であり、兄弟であり、知り合う機会に恵まれた素晴らしい人です。スピリチュアルなメロディ、ハーモニー、グルーヴを持つこの特別な音楽を、私たちが制作している間に感じたのと同じように楽しんでいただけたら幸いです。」－ ジャック・リー

「音楽は、その精神を通して私たちすべてをつなぐ、本当に特別な力を持っている。このプロジェクトは、私のソウル・ブラザー、ジャック・リーとの待望のコラボレーションであり、私たち音楽ファミリーは、一音一音に豊かな愛と心を注いでいる。『ハート・アンド・ソウル』では、私たち全員がその高揚したメッセージから恩恵を受けることができる瞬間に到達した。この賛美と喜びの歌を捧げながら、共にスピリチュアルな旅に出よう。私たちを深く祝福してくれたように、この音楽が皆さんの心と魂に響きますように。私たちと一緒に旅を楽しみましょう。」－ ネイザン・イースト