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なぜ主人公の暗殺者がザ・スミスの大ファンという設定にしたのか? デヴィッド・フィンチャー監督が新作『ザ・キラー』について語る

2023/09/04 18:23掲載(Last Update:2023/09/04 19:22)
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Netflix『ザ・キラー』
Netflix『ザ・キラー』
なぜ主人公の暗殺者がザ・スミス(The Smiths)の大ファンという設定にしたのか? 『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー監督は、自身の新作であるサイコサスペンススリラー『ザ・キラー』の主人公について、ヴェネチア映画祭の記者会見で語っています。

『ザ・キラー』は、とある“ニアミス”により岐路に立たされた、マイケル・ファスベンダー演じる暗殺者が、雇い主や自分自身にさえ抗いながら、世界を舞台に繰り広げる追跡劇。致命的なミスを犯したことで命を狙われた暗殺者が、国境を越えて次々と雇い主たちを追い詰めていくストーリーです。一部劇場とNetflixで11月10日 (金) より公開されます。

『ザ・キラー』の音楽は、『ソーシャル・ネットワーク』や『ゴーン・ガール』などでフィンチャー監督と仕事をしてきたトレント・レズナー&アティカス・ロスが担当していますが、サイトIndiewireによると、『ザ・キラー』ではこの2人のスコア以外、ほとんどザ・スミスの楽曲しか使われていないという。

「How Soon Is Now?」や「Bigmouth Strikes Again」のようなヒット曲は、彼が殺しの興奮から立ち直る方法として、多くの車の中でイヤホンやスピーカーからよく流れているそうで、また「I Know It's Over」のような、あまり知られていない曲は、仕事が失敗したときなどに流れているとのこと。

フィンチャーは記者会見で「ザ・スミスは“How Soon is Now?”を使いたいと思ったので、ポストプロダクションで追加したんだ。彼の不安を和らげるためのツールとして、この曲を使うというアイデアが気に入っている。心を静めて無心になる瞑想テープとしても気に入ったし、愉快で面白いと思ったんだよ」と話しています。

またフィンチャーは、ザ・スミスを選んだ理由について「レコーディング・アーティストの音楽で(ザ・スミスほど)皮肉さとウイットを同時に備えたライブラリーはないと思う。人々は、この男(主人公)が誰なのか、あまり知ることができない。彼のミックステープを通して、彼を知る窓口になれば面白いと思ったんだ」と話しています。

日本版ティーザー予告編あり