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デヴィッド・ギルモア&ジ・オーブのコラボアルバム『Metallic Spheres』を再構築 MV公開

2023/09/02 18:38掲載
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The Orb and David Gilmour / Metallic Spheres in Colour
The Orb and David Gilmour / Metallic Spheres in Colour
ピンク・フロイド(Pink Floyd)デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)ジ・オーブ(The Orb)と共に2010年にリリースしたコラボレーション・アルバム『Metallic Spheres』。新たに再構築されたアルバム『Metallic Spheres In Colour』から収録曲の一部を抜粋した「Metallic Spheres In Colour: Movement 1 - Excerpt」のミュージックビデオが公開されています



アルバムは9月29日発売。リリース元はソニー・ミュージック。

『Metallic Spheres』を新たに作り直すことになった経緯をプロデューサーのユース(Youth)は次のように語っています。

「『Metallic Spheres In Colour』の構想は、(ジ・オーブの)アレックス・パターソンが当初のヴァージョンでもっとできることがあったはずなのに、あの時は『ブレードランナー』のサントラmeetsピンク・フロイドの『Wish You Were Here』のような音楽を作るという方向性だったために、アレックスにそうする機会がなかったことから生まれたんだ。それで、僕の方から“リミックスしてジ・オーブの名盤みたいにしないか?”と提案したんだ。それで改めて作業してみたところ、完全な別物と言っていいアルバムに仕上げることができたんだ」

プレスリリースでは、改めてオリジナル・アルバム『Metallic Spheres』の誕生の経緯を振り返っています。

「『Metallic Spheres』は2010年にリリースされたが、それはほとんど偶然の産物だった。2009年の晩春、デヴィッド・ギルモアは、グラハム・ナッシュの曲「シカゴ/チェンジ・ザ・ワールド」をレコーディングするためにスタジオに入っていた。元はクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングが、アメリカへの身柄引き渡しに直面していたイギリス人ハッカー、ゲイリー・マッキノンを支援するために作った曲である。クリッシー・ハインド、ボブ・ゲルドフ、ゲイリー自身のヴォーカルがフィーチャーされ、キャンペーンはピーター・ガブリエル、スティング、女優のジュリー・クリスティにも支援された。そこで、アンビエント界のパイオニア陣ジ・オーブとプロデューサーのユースもこのキャンペーンに支援の手を差し伸べ、トラックをリミックスするとともに、ロンドンのワンズワースにあるユースのスタジオ“ザ・ドリーミング・ケイヴ”でさらなるギター・パートを提供してくれないかとデヴィッド・ギルモアに頼んだことがきっかけとなり、両者のコラボ・プロジェクトが始まった。ユースとアレックス・パターソンは、そのセッションを2つのアンビエントな組曲へと発展させている。それが『Metallic Spheres』に収録された28分半の「メタリック」と20分の「スフィアーズ」である。“3D60オーディオ”という当時の最新サラウンド・サウンド技術を用いた初のメジャー・レーベル作品のひとつとなったこのアルバムは、今尚ヘッドフォン愛好家たちの間で人気を博している」

『Metallic Spheres In Colour』は、CDとアナログレコードは同内容、デジタルではそれぞれ2つのムーヴメント(楽章)から成るやや長いヴァージョンが収録され、通常音源に加えて360 Reality Audio、Dolby Atmosの3Dオーディオでも配信されます。
■The Orb and David Gilmour - Metallic Spheres in Colour
SICP 31637 ¥2,750(税込)
・高品質Blu-spec CD2仕様 ・解説付 ・ポスター封入
9月29日(金)世界同時発売   

【収録曲】
1. Seamless Solar Spheres Of Affection Mix / シームレス・ソーラー・スフィアーズ・オブ・アフェクション・ミックス(20:07)
2. Seamlessly Martian Spheres Of Reflection Mix / シームレス・マーシャン・スフィアーズ・オブ・リフレクション・ミックス(19:44)