トーキング・ヘッズ(Talking Heads)の4人、
デヴィッド・バーン(David Byrne)、
ティナ・ウェイマス(Tina Weymouth)、
クリス・フランツ(Chris Frantz)、
ジェリー・ハリスン(Jerry Harrison)は再結集して、コンサート・フィルム『ストップ・メイキング・センス(Stop Making Sense)』の40周年を記念して<トロント国際映画祭>で開催されるQ&Aセッションに出演します。4人が公の場で揃うのは2002年のロックの殿堂入り以来初めてです。
メンバーのジェリー・ハリスンは最近、ポッドキャスト番組『Kyle Meredith With…』に出演し、この再結集についての経緯を話しています。
ハリスンは、再結集において、この映画の配給会社A24が重要な役割を果たしたと語っています。
「僕たちは全員でこの映画を所有しているので、(決断を下すために)一緒に仕事をしなければならなかった。僕たちは“A24は我々にとって正しい配給会社なのか、正しいパートナーなのか?”について話し合う必要があったので、僕たちはそれをした。するとA24は“もしあなたが協力してくれるのであれば、私たちはこの映画を本当に支援するつもりです”と言ったので、それで“どう考えても、これを成功させるためには協力する必要がある”ということになったんだ」
バンドとファンにとって幸運なことに、再結集によって古傷が開くことはなかったようです。
「誰にとっても、なんだか癒されるような経験だったと思う。“そうだよ、僕たちは実際に協力し合ってこんなことができるんだ”って感じだよ。それは僕たち全員が誇りに思っていることなんだ。
多くの時間を費やして話してきた葛藤は、今でも調べることはできる。いろいろなことを言わせた思いがまったくなくなったとか、そういうことではなくて、なんというか、そういうことを何度も何度も言う必要があるのか? つまり、僕はもう自分の言いたいことを言ったんだよ」
ハリスンは、メンバーが離れて過ごしていた時間の利点を認め、特にバーンが『American Utopia』のようなブロードウェイでの活動から得た「新たな自信」に注目していると話しています。
「それはまた(彼の助けになった)。過去のことは水に流しておく、過去の些細な不満に時間を費やす必要はないんだ。もう証明する必要はない。だって、今、僕はそれを証明したからね」
Q&Aセッションは9月11日に<トロント国際映画祭>で、修復された『ストップ・メイキング・センス』がプレミア上映された後に行われます。
ハリスンは、この映画に関連した、さらなるイベントが行われる可能性を示唆しています。
「みんなが“わあ、楽しかった!会えて本当に嬉しかったし、参加できて良かったよ。他に何かないの?”と言ってくれることを願っているよ。僕らにとっては本当にありがたいことだよ」