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元デュラン・デュランのアンディ・テイラー、2006年にバンドを脱退した理由と新アルバムでの再共演について語る

2023/08/28 19:27掲載
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Duran Duran
Duran Duran
2006年、デュラン・デュラン(Duran Duran)のアルバムをレコーディング中にアンディ・テイラー(Andy Taylor)は再びバンドを脱退しました。アンディは英Classic Pop誌の新しいインタビューの中で、デュラン・デュランが2007年にリリースしたアルバム『Red Carpet Massacre』をレコーディングしたくなかった理由と、バンドを脱退した理由について話しています。またデュラン・デュランの新しいアルバムでの再共演についても話しています。

アンディは、デュラン・デュランを脱退した理由は「個人的なことではなく創造的なことだった」と主張。アンディは『Red Carpet Massacre』のために他のメンバーがティンバランドをプロデューサーに起用したことに「困惑した」と説明しています。

「ティンバランドのアルバムは、僕の心を動かさなかったから無理だった。僕は他のみんなに“なぜ必要なんだ?”と言った。あのバンドにはたくさんの才能があるのだから、デュランと一緒に作曲するために他の人を連れてくる必要性を感じたことはなかったんだ。

自分の思い通りにするためではない。でも、その力が自分に不利ならば、それは難しい。年を取ると、バンドのルールはとても難しくなることがある。バンドのルールは“バンドが第一”というもので、僕は“違う”と思ったんだ。

一般的な感覚では“君はこっちに一緒に来るべきだ”だろうけど僕には無理だった。自分でも何がそうさせるのかわからない。誰かがエレベーターのドアを閉めて通り抜けられなくなったような気がした。バランスが必要なのに、それが感じられなかった。『Notorious』のときに辞めたときと同じような気持ちだった。“また...寂しいよ”」

それから15年以上を経て、アンディは、デュラン・デュランの新しいアルバムに参加しています。彼はバンド仲間を称賛しています。

「サイモンはこのアルバムで素晴らしい歌声を披露している。楽しいアルバムだよ。彼らとの再共演は本当に楽しかった。若いころの僕らには理解できなかったかもしれないけど、今の僕らには理解できるんだ。

ジョンのベースは最高にタイトだし、彼とロジャーは、まっとうなリズム・セクションだ。オリジナルのリズム・セクションを持つことは、バンドにとって大きなこと。他の誰かを批判するわけじゃないけど、僕とジョンとロジャーが一緒に演奏すると、それに匹敵するものはない。新しい作品でそれを改めて実感したよ。“そうだ、ここが僕の居場所だ!”だと、すぐにね」

アンディは、彼らの間に「敵意はない」と主張し、いがみ合いは全体から見れば「無意味」だと主張しています。

「僕たちは一緒にクレイジーなことを経験してきた。僕たちが若かった頃、何が起こったのか、いろいろ考えた。僕が去った理由も含めて、すべてがよみがえってくる。

それを再評価すると、些細なことで口論を続けるのは無意味だと気づく。本当に仲違いしているのは自分自身なのだから。バンドはひとつの存在であり、ひとりの人間の問題ではない。デュラン・デュランは生きている。その道のりを考えると、悪い部分があまりにも増幅されすぎている。塵も積もれば山となる、そこには敵意はなかった。個人的なものではなく、創造的なものだった。僕たちはピンク・フロイドとの逆なんだよ」