アメリカンポップス黄金期の名曲「私のボーイフレンド」他　ソングライター／プロデューサーのボブ・フェルドマン死去

1960年代前半のアメリカン・ポップス黄金期を代表する曲の一つ、ガール・グループのエンジェルスが1963年に発表した楽曲「私のボーイフレンド（原題：My Boyfriend's Back）」や、デヴィッド・ボウイもカヴァーしたマージーズの「愛の悲しみ（原題：Sorrow）」など、60年代のヒット曲の数々を手がけたソングライター／プロデューサーのボブ・フェルドマン（Bob Feldman）が死去。83歳でした。

フェルドマンの訃報は、彼の親しい友人であり、彼と共にソングライター・チームの一員でもあったリチャード・ゴッテラーが米ビルボード誌に送った声明で発表されました。

「私の友人であり、伝説的なソングライティング・パートナーであったボブ・フェルドマンが亡くなったことをとても残念に思います。

チームとして、私たちは1960年代、ブリル・ビルディング時代までさかのぼる。“My Boyfriend's Back”、“I Want Candy”、“Hang on Sloopy”、そしてデヴィッド・ボウイによってレコーディングされ、永遠のヒットとなった“Sorrow”といった名曲を書いたりプロデュースしたりした。私たちはThe Strangelovesと名乗るオーストラリアのバンドでもあった。

私たちはまだ若く、経験も浅かったが、曲のデモを作ることでプロデュースの方法を学んだ。このことが、別々の道を歩んだ後、それぞれが音楽の分野で活動を続けることにつながった。私たちは友人であり続け、60年たった今でも、当時立ち上げた会社のパートナーであり続けている」