サイモンはギブニーをスタジオに招き、2023年のアルバム『Seven Psalms』の制作に取りかかる。彼が歌詞を試したり、新しいサウンドを探求したり、30年来の妻であるエディ・ブリケルとのデュエットを披露したりする様子を見ることができる。アルバムが完成するにつれ、サイモンは自身の60年にわたるキャリアについて口を開き、その一部は未公開のアーカイブ映像をふんだんに使って映像化されている。この映画は、幼なじみのアート・ガーファンクルとのクイーンズでのパートナーシップから始まり、多くの忘れがたい名曲を生み出した旅へと私たちを連れて行ってくれる。サイモンはその後、さらに長いソロ活動に移行し、その間、常に新しい曲作りの方法を模索していた。『Sounds of Silence』、『Bridge Over Troubled Water』、『Still Crazy After All These Years』、『Graceland』、『The Rhythm of the Saints』など、音楽のピークは枚挙にいとまがない。この映画でそれらを再確認できるのは何という喜びだろう。