■『メロデスガイドブック: 北欧編』
内藤智裕 (著)
<内容>
ホラーや残虐性がベースのデスメタルに対して
個人の悲しみや孤独などの精神世界、
メロディやハーモニーを導入し始める
当初は馬鹿にされながらも、徐々にデスメタルを超えるほどに規模を
拡大し、ヘヴィメタルを代表する新たなジャンルへと成長していく
エクストリームメタルでも最も親しみやすく、特に日本で人気が高いサブジャンルを解説
第一弾の『北欧編』はシーン発祥の地スウェーデンや二番手フィンランドにフォーカス
At the Gates 全米のメタルシーンに大きな衝撃を与えたヨーテボリの首魁
Dark Tranquillity 黎明期に結成し世界一美しいデスヴォイスと称賛
In Flames ヨーテボリで最大の商業的成功を果たした新世代メタルの魔神
Dissection 殺人幇助、拳銃自殺したメロデス、メロブラのオリジネーター
Arch Enemy 女性ヴォーカル参入で日本での局所的人気から世界的存在へ
Soilwork 最先端のアプローチと特有の浮遊感でモダンメロデスを切り開く
Edge of Sanity 天才Dan Swanö が描くデスメタルとメロディーの煉獄
Amorphis フィンランド民族叙事詩『カレワラ』を現代に語り継ぐ吟遊詩人
Children of Bodom オーロラきらめく森と湖の国きってのワイルドチャイルド
Sentenced 自殺・鬱・孤独をテーマに掲げるノーザンメランコリック伝説
インタビュー Fredrik Nordström, Sacramentum, Insomnium, Hypocrisy, Soilwork等
コラム 書籍『スウェディッシュ・デスメタル』、メロデスとメロブラの違い、北欧メタルスポット案内
<著者について>
1992年生まれ。東京都、兵庫県を経て、現在は愛知県在住。日々の勤務の傍らで、2017年よりヘヴィメタルのレビューサイト『ぴろぴろめたる』を運営。名前の由来は過剰なギターソロを意味するオノマトペである「ぴろぴろ」と、「PR(宣伝)」のダブルミーニングである。メロデスとの出会いは、高校2年の時に手にしたIn Flamesの『Colony』までさかのぼる。当初はデスヴォイスが受け入れられず、克服するのに時間がかかったが、メロデスを通じて、他のヘヴィメタルのサブジャンルも先入観なく受け入られるようになった。趣味は、トレッキング(フォークやペイガンメタルをお供に冒険者気分)、料理(現地の料理を食べながら、現地のメタルを聴くのが幸せ)、裁縫(バトルジャケット作り)など。