フィラデルフィア・ソウルを牽引したスタジオ・ミュージシャン集団
MFSBの創設メンバーであり、リード・ギタリストであった
ボビー・イーライ(Bobby Eli)が死去。妻のヴォニー・イーライの声明をThe National R&B Music Society Inc.がSNSで共有しています。77歳でした。
ボビー・イーライはフィラデルフィア出身。本名はEli Tatarsky。
イーライは、ミュージシャン、アレンジャー、作曲家、プロデューサーとして数多くのアーティストと仕事をした。その中には、ジャクソンズ、デヴィッド・ボウイ、ジェイ・Z、ホール・アンド・オーツ、パティ・ラベル、エルトン・ジョン、B.B.キング、ウィルソン・ピケット、ジョージ・クリントン、テンプテーションズ、カーティス・メイフィールなどが含まれる。
MFSBは“Mother Father Sister Brother”の略で、ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるシグマ・サウンド・スタジオを拠点とするスタジオ・ミュージシャンの集団だった。代表曲である「TSOP(The Sound of Philadelphia)」は米国の人気TV番組『ソウル・トレイン』のテーマ曲に採用され、ディスコ・サウンドの確立に貢献したと広く考えられている。
2006年、イーライはフィラデルフィアのレコーディング・スタジオ、グルーヴヤードをオープンし、後進の指導にあたっていた。