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デヴィッド・バーン、トーキング・ヘッズ解散への対応を「後悔している」と語る 「ちょっと暴君みたいなところがあった」

2023/08/18 10:03掲載(Last Update:2023/09/13 00:24)
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Talking Heads
Talking Heads
デヴィッド・バーン(David Byrne)は、トーキング・ヘッズ(Talking Heads)の険悪な解散を振り返り、その状況への対応について後悔していると話し、自分が「ちょっと暴君みたいなところがあった」と認めています。

バーンは米PEOPLE誌のインタビューの中で、こう話しています。

「若い頃の僕は、一緒にいて楽しい人間ではなかった。トーキング・ヘッズのライヴに携わっていた頃は、ちょっと暴君みたいなところがあったんだ。その後、リラックスすることを学んだし、人とのコラボレーションでは、僕がみんなに指図するのではなく、良い関係が築ければ、双方がより多くのものを得られるということも学んだ。

(最後は)うまく処理できなかったと思う。ちょっと醜かった」

解散の翌年1992年、ドラマーのクリス・フランツとベーシストのティナ・ウェイマスは、ロサンゼルス・タイムズの取材に応じ、バーンは話し合いもなく「ただ脱退を決めた」と語り、「(バーン脱退を)知って、ショックを受けたよ。僕らが知る限り、バンドは解散していない。デヴィッドが脱退を決めただけだ」と話していました。

それ以来、2002年のロックの殿堂入りの際に一度だけバンドメンバーと一緒に演奏したバーンは、今このことを振り返り、「別れは醜いものだ」と認めています。

「あの対応には後悔がある。最善の方法でやったとは思わないが、いずれにせよ、そうなるのは避けられないことだったと思う。今は友好関係にある。連絡は取り合っているけど、一緒に遊んだりはしていないよ」

トーキング・ヘッズのメンバー4人、デヴィッド・バーン、ティナ・ウェイマス、クリス・フランツ、ジェリー・ハリスンは9月11日、<トロント国際映画祭>で『ストップ・メイキング・センス』4Kレストア版がプレミア上映された後のQ&Aセッションにて再集結することが決定しています。残念ながらライヴ・パフォーマンスはないようですが、4人が公の場で揃うのは2002年のロックの殿堂入り以来初めてです。