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91年 スレイヤーのライヴ中に突然大きな魚が目の前に現れる アンスラックスが仕掛けたイタズラだった メンバーが当時を回想

2023/08/17 20:49掲載(Last Update:2023/08/17 20:59)
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Headbangers Ball 1991 Slayer Swordfish Prank from Clash of the Titans - Friend at Large segment
Headbangers Ball 1991 Slayer Swordfish Prank from Clash of the Titans - Friend at Large segment
1991年、スレイヤー(Slayer)のライヴ中にフロントマンのトム・アラヤ(Tom Araya)の目の前に突然、大きな魚が現れる。なぜかステージの上から魚が下りてきた。ツアーに同行したアンスラックス(Anthrax)が仕掛けたイタズラだった。アンスラックスのフランク・ベロ(Frank Bello)はultimate-guitarのインタビューの中で、自身の一番のお気に入りのイタズラだと振り返っています。

「アンスラックスがやったイタズラで一番好きなのは......たくさんやったよ。誰も傷つけたくないんだけど、楽しく続けるためにやっていたんだ。長い間一緒にいるからこそ、それが新鮮さを保ち、互いを刺激し合う方法なんだと思うよ。

今までで一番好きだったのは、スレイヤーとメガデス、そしてアリス・イン・チェインズがオープニングを飾った『Clash of the Titans』ツアーだったと思う。最後の公演だったかどうかわからないけど、これはYouTubeにあるから、みんな見てみてよ。

スレイヤーが最後の曲“Angel of Death”を演奏しているときだったと思うけど、俺たちは照明設備や大きな金属パーツがある屋根の垂木の上に座って釣り糸を垂らしたいと思っていたんだ。できるだけ大きな魚を買ったんだよ。

あの頃のスレイヤーをステージで笑わせることは絶対にできなかった、とても真剣だったし、そういうものだった。だから、俺たちのミッションは、全力で彼らを笑わせることだった。たしか“Angel of Death”のときだったと思うんだけど、間違いないかもしれない。彼らはこの曲にはまっていて、すごかった。俺はスレイヤーは大好きだし、親友なんだ。彼らは演奏に夢中で、リフを弾きまくっていた。

トムがヴォーカル・マイクのところにいたとき、トムのマイクの目の前に、ゆっくりと、まるでどこからともなく現れたかのように、巨大な魚を下ろしたんだ。まるで空から降ってきたみたいだろ?それは彼の目の前にある。彼は突然横を見て俺たちを見た、俺たちは涙が出るほど笑っていた。彼も爆笑していた。

トムを知っているならわかるけど、彼は世界最高の性格の持ち主なんだ。彼は陽気なんだ。本当にうまくいった、素晴らしいイタズラのひとつだよ。

まさに思い通りの展開だった。すべてがうまくいった。目の前でやられたから逃げられなかったんだよ。とても良かった。そう、あれは今でも俺のお気に入りのイタズラなんだ。ツアー終盤のクソ最高な出来事のひとつさ。楽しかったよ」

以下はこのイタズラを紹介した映像