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チープ・トリックのリック・ニールセン、1stアルバムのジョン・レノン・プロデュースが実現しなかったのはマネージャーのせいだと知り「殺そうと思った」と回想

2023/08/15 17:11掲載
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Cheap Trick / Cheap Trick
Cheap Trick / Cheap Trick
チープ・トリック(Cheap Trick)リック・ニールセン(Rick Nielsen)によると、彼らのデビュー・アルバムのプロデューサーの第一候補はジョン・レノン(John Lennon)でした。実際に打診をしたが「当時のマネージャーからは、彼は興味がないと言われた」という。数年後、ジョンに直接プロデュースしたくなかった理由を尋ねたところ、ジョンは打診があったことを知らず「やっていただろう」と答えたという。「その時、俺はマネージャーを殺す覚悟ができた」とリックは英Classic Rock誌のインタビューの中で振り返っています。

最終的にジャック・ダグラスがプロデュースしたデビュー・アルバムのリリースから3年後、リックとドラマーのバン・E・カルロスは、ジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム『Double Fantasy』のセッション中だったダグラスから連絡を受け、ニューヨークのヒット・ファクトリー・スタジオで行われていたレコーディング・セッションに参加します。リックたちは「I'm Losing You」を演奏しますが、最終的にリックたちが参加したヴァージョンは『Double Fantasy』には収録されず、後にボックス・セット『John Lennon Anthology』に収録されました。

リックは、このセッションでジョンにチープ・トリックをプロデュースしたくなかった理由を尋ねました。

「俺はジョンに“君は僕たちのファースト・アルバムのプロデューサーの第一候補だったんだよ”と言ったら、彼は“僕ならやっていただろう”と言ったんだよ。その時、俺はマネージャーを殺す覚悟ができた。だって、彼はジョンが興味を持っていないと俺たちに言った男だったからね」

またレコーディング・セッションでは、ジョンはリックのことをエリック・クラプトンと比較していました。

「俺はスタジオで演奏していた。ジョンはジャック・ダグラスを見てこう言ったんだ。“ああ、(1969年のシングル)Cold Turkeyにリックがいればよかったのに。クラプトンは上手くいかなかった”」

チープ・トリックのロビン・ザンダーもこのセッションについて思い出し、ジョンとジャック・ダグラスの別の会話についてこう話しています。

「ジャックは彼に“このバンドを聴くべきだよ。彼は君によく似ている”と言うと、ジョンは“聴いたよ、彼はどちらかというとポール・マッカートニーに似ているね”と言ったんだ」