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チープ・トリックのリック・ニールセン AC/DCとの長い友情を回想

2023/08/12 21:33掲載
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Rick Nielsen
Rick Nielsen
AC/DCとステージでジャムったことのあるバンドはほとんどいません。チープ・トリック(Cheap Trick)リック・ニールセン(Rick Nielsen)は、英Classic Rock誌の最新号(AC/DC50周年号)のインタビューの中で、AC/DCとの長い友情を振り返り、AC/DCとのジャムセッションや、ボン・スコットの天才ぶりなどを語っています。

「AC/DCのレーベルであるアトランティックの担当者は、俺たちのレーベル、エピックの担当者の兄弟だったので、それがきっかけで彼らのことを知ったんだ。俺たちはお互いに同じ頃、75~76年頃にブレイクし始めたんだと思う。初期のアルバムを聴いて、すぐに気に入った。『Highway To Hell』は彼らが大物になるための一発になると思ったよ。“Highway To Hell”という曲自体が、完璧な“行くぜ、やろうども!”のアンセム。素晴らしい、素晴らしい曲だよ。

チープ・トリックは70年代後半にAC/DCとよく共演した。俺らがヘッドライナーを務めることもあれば、彼らがヘッドライナーを務めることもあった。彼らは本当に素晴らしかった。俺が毎晩すべてのライヴを観た唯一のバンドだった。ギターもリズムも歌も完璧だった。彼らはバー・バンドだったが、今まで見たどのバー・バンドよりも素晴らしかった。究極のバーバンドだ。

アンガスとマルコムは派手さを求めていなかったし、当時、他の多くのギタリストがやっていたような、ごまかしもしていなかった。ギターを弾くことに関しては、俺はきれいじゃないし、彼らもそうだ。フィル・ラッドは完璧なドラマーだよね。

1979年7月4日にイリノイ州でAC/DCと共演した。そこには4万人くらいの人がいた。翌日、僕はアンガスとマルコムをイリノイ州ロックフォードに買った1854年に建てられ大きな家に連れて行った。俺はデザインするのが好きだし、それを形にするのが好きなんだよ。彼らは俺のことはステージでギターを弾いているところしか見たことがなかったので、俺が改装した家を案内したことに彼らは驚いていた。その後彼らに会うたびに“やあ、リック、まだロックフォードに住んでるのかい?”と言われているよ。

AC/DCが他のバンドとジャムっているのを見たことがないんだけど、(1979年7月7日、サウスダコタ州スーフォールズのスーフォールズ・アリーナで)“Johnny B Goode”をやるために一度だけ俺たちと一緒にやったことがあるんだ。具体的な経緯はよく覚えていないんだけど、俺がアンガスにギターを渡すと、ボン・スコットとロビン(ザンダー)が歌を入れ替えたんだ。

ボンは海賊だった。唸り声を持ち、反抗的な態度で、タフガイのような風貌だったが、目にはウィンクもあった。彼はアレックス・ハーヴェイを思い出させた。スコットランド人気質なんだろうね。金曜の夜に波止場で酒を飲んでケンカしているような奴だった。ボンをメキシコ料理に連れて行ったのは俺が初めてだった。彼はメキシコ料理を食べたことがなかった。タコスとスコッチを食べたのを覚えている。ボンが亡くなったその日、アンガスとマルコムが来たことのある家で火事があった。家は全焼したが、俺は建物よりもボンのことを気にかけていた。

前置きが長くなったが、数年前、俺は彼らに会いにナッシュビルに行った。彼らに会いたがっていた人たちはたくさんいたが、彼らはバックステージには誰も入れなかった。でも彼らは俺たちのことを覚えていてパスをくれた。アンガスとマルコムが部屋に入ってきたとき、彼らはこう言ったんだ。“やあ、リック、まだロックフォードに住んでるのかい?”」