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スパークルホースの遺作アルバムからロビン・ヒッチコック「Listening to the Higsons」のカヴァー公開

2023/08/09 21:29掲載
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Sparklehorse’s Mark Linkous, August 1995 (Danny Clinch)
Sparklehorse’s Mark Linkous, August 1995 (Danny Clinch)
スパークルホース(Sparklehorse)の中心人物マーク・リンカスが2010年に自殺したとき、彼はスパークルホースの5枚目のスタジオ・アルバムをレコーディングしている最中でした。それから10年以上を経て、マークの弟と義妹の丹念な作業により、その遺作アルバムが完成しました。タイトルは『Bird Machine』。このアルバムから新たに、ロビン・ヒッチコック(Robyn Hitchcock)「Listening to the Higsons」のカヴァーが公開されています。



アルバムは海外で9月8日発売。リリース元はAnti-。

『Bird Machine』に収録される楽曲は、当初は2009年に発売される予定だったスパークルホースの5枚目のアルバムに収録される予定でした。

マークはシカゴでスティーヴ・アルビニとレコーディングし、自身のStatic Kingスタジオで1968年製のFlickingerミキシングコンソールを使って録音しました。

マークの死後、マットとマークの義理の妹メリッサは『Bird Machine』を完成させるために、テープの箱を調べ始めました。マークは、アルバムのほとんどを録音しており、多くの曲はすでに完成に近づいていましたが、一部の曲は「微妙な楽器と伴奏のヴォーカル」を加える必要があったという。

マットはその過程について、こう話しています。

「今までで一番難しい決断だった。他人のアートについて選択をするのは、たとえその人のことをずっと知っていて一緒に仕事をしていたとしても、たとえその人が兄弟や親友だったとしても難しい。私たちは、これを違う方向に持っていきたくないと、長い間話し合いました。私たちはそこにあるものを引き出したかったのです」

マークは、タイトルとトラックリストを、後にマットが受け取った手書きのメモに書き留めていました。

14曲入りのこのアルバムには、マットが2022年12月にリリースしたシングル「It Will Never Stop」も含まれています。


以下は以前に公開された音源・映像

「The Scull of Lucia」


「Evening Star Supercharger」のミュージックビデオ


「It Will Never Stop」
■『Bird Machine』

01 It Will Never Stop
02 Kind Ghosts
03 Evening Star Supercharger
04 O Child
05 Falling Down
06 I Fucked It Up
07 Hello Lord
08 Daddy’s Gone
09 Chaos of the Universe
10 Listening to the Higsons
11 Everybody’s Gone to Sleep
12 Scull of Lucia
13 Blue
14 Stay