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スティーヴ・ヴァイ、フランク・ザッパのツアーは過酷なスケジュールだったため、睡眠中にも曲を学ばなければならなかった

2023/08/03 18:12掲載
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Steve Vai
Steve Vai
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、フランク・ザッパ(Frank Zappa)と一緒に演奏していたとき、過酷なツアー・スケジュールだったため、新しいギター・パートを習得するために睡眠中にも曲を学ばなければならなかったという。ヴァイはChanan Hanspalのインタビューの中で話しています。

セットリストが毎晩変更されるため、ザッパの楽曲の中からどんな曲でも、どんな時でも完璧に再現できるようにするためには、たとえ睡眠中であってもも1秒たりとも無駄できなかったとはいう

「メロディーがたくさんあったので覚えるために使ったテクニックがある。そのひとつは、読譜(※楽譜を目で見ただけで、直ちにその楽譜に書かれた旋律・和音・音程・リズムを実際の楽音に再現し演奏できること)のようなもので、読譜できるところまで到達しようとしたんだ。それから、それを録音して、ヘッドホンをして寝る。カセットには夜中に電源が入るタイマーがついていて、寝ている間に何度も何度もメロディーを流したんだよ。潜在意識に届くかもしれないと思ってね。

それは届いた。振り返ってみると“どうしてそんなことを考えたんだろう?”と思うよ。僕はまだ子供だった。最初のツアーでは20歳だったんだ」

ザッパのツアー・スケジュールは過酷なものでした。

「フランクの場合、朝9時に起きて、空港に行き、飛行機に乗って街に着く。ヨーロッパにいるときは...国境ごとに税関があったり、両替があったり...。そして空港から直接サウンドチェックに行き、開場までサウンドチェックをする。サウンドチェックの間、フランクはいろいろなことを変えたり、新しい曲を作ったりしていた。サウンドチェックが終わってステージを降りると、本番まで45分しかないんだ。

80曲くらいあって、1公演で15曲くらい。フランクはステージに上がる5分前にセットリストを書くんだけど、毎晩違っていた。しかも、そのうちの6割は死に物狂いのギター・パートだった。ライヴを終えて休憩して、また次のライヴをやる。一晩に2公演ということもよくあった。ホテルに戻る頃には午前1時だよ。

すべての曲を自分の指の下で新鮮に保たなければならなかったから、どんな空き時間も使わなければならなかった。だから寝ていなかったし、ストレスがたまっていた。どんな曲を演奏するのかわからないから、ストレスがたまった。1週間くらいはその曲を演奏しないだろうと思うと、リストに載っているのを見ることになる。すべての曲を新鮮に保たなければならなかった。それが挑戦だった。朝起きて、ひたすら働き、そして寝るという感じだった。素晴らしいトレーニングだったけれど、本当に心理的に打ちのめされたよ」