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日本政府 外国人ミュージシャンらが日本に入国する際に取得する「興行ビザ」の要件を大幅に緩和 公演容易に

2023/08/01 09:55掲載
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日本の国旗
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日本政府は本日8月1日から、外国人ミュージシャンらが日本に入国する際に取得する「興行ビザ」の要件を大幅に緩和。これにより、ミュージシャンの長期ツアーが容易になり、またデビューして間もないアーティストでも来日が可能となるという。政府は国内の公演を容易にし、国際的な文化交流を活発化させる狙いです。

政府はこれまで興行ビザ取得に関し、主な要件として

(1)報酬が1日50万円以上で滞在期間が15日以内
(2)客席の定員が100人以上で飲食物の有償提供がない

などを規定。いずれかを満たすよう求めていました。

8月1日からは(1)の滞在期間を「15日以内」から「30日以内」に拡大。これにより、日本を1ヵ月近くかけて巡るようなツアーの実施が容易になります。

また(2)は客席に立ち見も含めることができ、飲食物の有償提供も認めます。これにより、飲食物を提供するライヴハウスなどで開催できるようになる見通し。

また、従来は上記の要件を満たさない外国人に対して「2年以上の海外の活動経験」や「13平方メートル以上の舞台」などの要件を課していましたが8月1日以降はこれも緩和。イベント主催者が外国人興行に関する3年以上の実績があり、過去3年間に報酬の未払いなどがなければ、海外の活動経験や会場の規模は問わないとのこと。これにより、デビューして間もないアーティストでも来日が可能になる見通しです。