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ピーウィー・ハーマンを演じた俳優/コメディアンのポール・ルーベンス死去

2023/08/01 09:10掲載
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Paul Reubens, Pee-wee Herman Actor
Paul Reubens, Pee-wee Herman Actor
人気キャラクター、ピーウィー・ハーマン(Pee-wee Herman)を演じた俳優でコメディアンのポール・ルーベンス(Paul Reubens)が死去。SNSに投稿された声明によると、ルーベンスは6年前から癌と闘っていました。癌との長い闘病生活の末、7月30日に亡くなっています。70歳でした。

声明では、「才能に恵まれ、多作な才能を発揮した彼は、コメディのパンテオン(※あらゆる神々をまつる神殿)に、そして私たちの心に、かけがえのない友人として、また傑出した人格と寛大な心を持った人物として永遠に生き続けるでしょう」と書かれています。

また声明には、ルーベンスからのメッセージも書かれています。

「この6年間、私が直面してきたことを公にしなかったことをお詫びします。友人やファン、応援してくれている人たちから、いつも大きな愛と尊敬の念を感じてきました。皆さんのことをとても愛していますし、皆さんのために作品を作ることを楽しんできました」

ポール・ルーベンスは1952年8月生まれ。70年代にロサンゼルスを拠点とする即興&スケッチ・コメディ集団ザ・グラウンドリングスに参加。そこで彼は自身の特徴的なキャラクター「ピーウィー・ハーマン」を作り上げる。細身で灰色のスーツに赤の蝶ネクタイを着け、子供っぽい喋り方のユニークな芸風が受けてルーベンスは一気にスターダムにのし上がる。

このキャラクターは1980年の『The Pee-wee Herman Show』で舞台デビューを果たし、5ヶ月間完売公演を続け、HBOのスペシャル番組も生まれた。1985年には、ティム・バートン監督の映画『ピーウィーの大冒険』が公開され、1988年には続編『ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス』も公開された。1986年から90年にかけてCBSの子供番組『Pee-wee's Playhouse』が放送された。

1990年代はスキャンダルのため、その大半は表舞台から退いていた。90年代後半から00年代前半にかけて再び大きな役を演じるようになり、2010年にピーウィー・ハーマンの舞台を復活させ、同年11月にブロードウェイで公演を開始した。2016年には脚本・主演映画『ピーウィーのビッグホリデー』がNetflixで公開された。