CARDBOARD SESSIONS ~ Billy F Gibbons and Matt Sorum
ZZトップ(ZZ Top)の
ビリー・ギボンズ(Billy F Gibbons)と元
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)の
マット・ソーラム(Matt Sorum)が“段ボール”で作ったギターとドラムを演奏。その場で段ボール楽器からインスピレーションを得て曲を作り、この異例の楽器でジャム・セッションを行っています。映像あり。
2人は、米カリフォルニア州パームスプリングスのグッドノイズ・スタジオを訪問。そこでは2人を、型破りな楽器が待っていました。
スタジオにはフェンダー・カスタムショップのハードシェル・ギターケースがあり、その中にはエレキギターが入っていました。それはストラトキャスターですが、この超軽量モデルは段ボールでできており、ギボンズは手に取ると「おいおい! 中が透けて見えるそうだな」と言っています。
ギボンズとソーラムは、Signal SnowboardsのYouTubeチャンネル「Cardboard Sessions」のために呼ばれ、2人はその場で段ボール楽器からインスピレーションを得て曲を作らなければなりませんでした。「わかったよ」 とギボンズは言い、彼らは作業に取りかかります。
ギボンズには段ボールで作られたストラトキャスターが待っていましたが、同じく段ボールで作られたドラムセットがソーラムを待っていました。2人はその場でインスピレーションを得て、この異例の楽器でジャム・セッションを行っています。
ギボンズが演奏した段ボール製ストラトキャスターは2015年に制作されたものです。スノーボードを製造している米ロサンゼルスのSignal Snowboardsは、それ以前から段ボールでスケートボードやサーフボードを制作していました。同社の共同設立者であるデイヴ・リーは2015年、段ボールでギターを作れるかどうかを確かめるために、フェンダーのマスター・ビルダーであるポール・ウォーラーに使用済みの段ボールを大量に送りました。ウォーラーは、ストラトのような輪郭のボディになるように手作業で段ボールをカット。ネックとヘッドも段ボールで作られており、弦を支えるのに十分な強度を持たせています。
同様にドラムセットはMaster Of Mapleのサヒール・ハニフが使用済みの段ボールから制作したものです。
■セッション映像
■段ボール・ギター制作の舞台裏