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ジャズ・サンバの女帝 ブラジルの名シンガー レニー・アンドラーヂ死去

2023/07/27 15:28掲載
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Leny Andrade - Hiroyuki Ito/Getty Images
Leny Andrade - Hiroyuki Ito/Getty Images
ジャズ・サンバの重鎮で60年代後半から70年代には女帝とも称された、ブラジルの名シンガー、レニー・アンドラーヂ(Leny Andrade)が死去。米国の公共ラジオ局NPRによると、レニーは7月24日にレビー小体型認知症のためリオデジャネイロで亡くなりました。80歳でした。

ブラジリアン・ジャズのファースト・レディとして知られるレニーは、パーカッシブでサンバを主体とした即興演奏家であり、エディット・ピアフのように世俗に精通した解釈者であり、完璧なナイトクラブ・アーティストだった。タバコの煙と夜更かしによって味付けされた太くハスキーな声で、レニーは愛を歌った。彼女のキャリアは65年に及び、その間にエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、トニー・ベネット、ディジー・ガレスピーなど多くの著名な同時代人のファンを作った。

レニー・アンドラーヂは1943年1月リオデジャネイロ生まれ。母親の勧めで10年間クラシックピアノを学び、ブラジル音楽院の奨学金を得るほどの腕前だったが、新しいサウンドのボサノヴァに魅了された10代の彼女は、母親にクラシックをやめてポップスの道に進むと告げた。まだ未成年だったが、レニーはサンパウロを拠点にクラブで歌い始めた。1965年、レニーはペリー・リビエロらとボッサ・グループ、Gemini Vを結成。成功を収め、一躍スターダムに駆け上がる。その後、メキシコに渡り、そこを活動の拠点とした。ラテンアメリカで何年も成功を収めた後、1983年にニューヨークのブルーノートで念願のアメリカ・デビューを果たす。1993年には拠点をニューヨークに移し、精力的に全米各地のジャズフェスティバルに出演した。