ホール＆オーツは新しいアルバムを作る予定はあるのか？　ジョン・オーツ「ないだろうね」

ホール＆オーツ（Hall and Oates / Daryl Hall & John Oates）は新しいアルバムを作る予定はあるのか？　ジョン・オーツ（John Oates）はUltimate Guitarの新しいインタビューの中で話しています。

「いや、ないだろうね。何事にも絶対とは言わないけど、どうだろうね。ダリルと僕は、もうそれを越えて前に進んでいると思う。本当にそう思うよ。ホール＆オーツは過去のものだ。僕たちには、とても大きく深い作品群があるけれども、正直なところ、（他の曲は）ヒット曲の影に隠れてしまい、聴かれていない。大ヒット曲はある。それは素晴らしいことだし、信じてほしいけど、とても感謝しているんだ。でもね、そうした大ヒット曲は、僕たちがやってきた仕事の数々を覆い隠してしまうんだよ。

僕らには300曲あるけど、それをすべて知っているのは筋金入りのホール＆オーツ・ファンだけなんだ。でもね、ホール＆オーツの歴史の中でとても誇りに思っていることのひとつは、どのアルバムのどの曲にも同じくらい時間をかけ、心を込めて作ったということなんだ。

ヒットになった曲は、後からヒットしたんだ。“これはManeaterだ、Maneaterは大ヒットするとわかっているからもっと時間をかけよう”みたいな感じではなかった。その1つに時間を費やして、残りは叩き出すだけだ、実のところ、そんなことはしたことがない。どの曲にも、どのトラックにも、いつも細心の注意を払っていた。

それは誇れることだと思う。そして、さっきも言ったように、僕らの歴史の中にはたくさんの音楽がある。50年の歴史なんだからね、考えてみればクレイジーだよね。ドキュメンタリー映画、ブロードウェイ・ミュージカル......ホール＆オーツの偉大なレガシーを活用する方法はいくらでもあるから、個人的にはこれ以上（作曲やレコーディングを）やろうとは思わないよ」