スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、キップ・ウィンガーとのインタビューの中で最初に受けた音楽的な目覚めについて、こう話しています。
「みんな両親が家に持ち込んだ音楽に影響を受けるよね。僕の両親は『ウエスト・サイド物語』を持って帰ってきたんだ。それが僕にとっての始まりだった。それが音楽的な最初の目覚めだった」
インタビューではその後、ウィンガーはヴァイに、もし
フランク・ザッパ(Frank Zappa)が彼の人生にいなかったら、今どうなっていたかと思う?と尋ねました。ヴァイにこう答えています。
「それは難しいな。『ウエスト・サイド物語』を経験した後、僕の姉はレッド・ツェッペリンを聴いていた。ギターを始めたのはその時なんだけど、その頃は僕のスイッチを押すようなものは何もなかったんだ。
レッド・ツェッペリンも、ディープ・パープルも、その他も、僕の作曲意欲を満足させるものではなかった...こういうものを作曲したいんじゃなかった。
ある時、突然、フランク・ザッパの音楽を聴いた。僕が求めていた、他の誰もやっていないことがすべて含まれていたので驚きだった。強烈な曲の構成があった。ロックバンドの曲の構成要素もあったし、自由で、面白くて、コメディもあった。邪悪なギターの演奏、ロックのセンス、ブルースを持っていた。
だから、フランクはある意味、頼れる存在だったんだ。彼の書くメロディーはとても美しかった。どうして彼のバンドに入ることになったかというと、ただ“すごい、ワイルドだ”と思ったから。今でも振り返ってみると“あんなことが本当にあったのか?”という感じなんだ。
個人的なレベルで、フランクが僕の人生にいなかったらだって? ああ、それは大変だ。本当に難しい。僕は、おそらく探していただろう......でも、フランクの代わりになるような人は他に誰もいないんだ」