ベン・フォールズ・ファイヴの「4人目のメンバー」　プロデューサーのカレブ・サザン死去

ベン・フォールズ・ファイヴ（Ben Folds Five）が1990年代に発表したスタジオ・アルバム3タイトルをプロデュースし、ベン・フォールズ（Ben Folds）は彼のことをベン・フォールズ・ファイヴの「4人目のメンバー」とも呼んでいた、ミュージシャン／レコード・プロデューサー／大学教授のカレブ・サザン（Caleb Southern）が死去。53歳でした。

サザンが亡くなったことは、彼がコンピューター教育学部の教授を務めていたジョージア工科大学によって確認されています。

カレブ・サザンは1969年、ノースカロライナ州チャペルヒル生まれ。1980年代後半にバンド活動を始める。

1990年代初頭、サザンはクラプトン・スタジオを設立し、ベン・フォールズ・ファイヴやアーチャーズ・オブ・ローフ（Archers of Loaf）のプロデュースを手がけた。

ベン・フォールズ・ファイヴは1995年のセルフタイトルのデビューアルバム、1997年の『Whatever And Ever Amen』、1999年の『The Unauthorized Biography of Reinhold Messner』をプロデュースした。ベン・フォールズは彼のことをベン・フォールズ・ファイヴの「4人目のメンバー」と呼んでいた。

また、サザンはスーパーチャンク（1995年の『Incidental Music 1991-95』）などのエンジニアも務めた。

サザンの活動は音楽シーンだけではなかった。サザンは1996年にノースカロライナ大学チャペルヒル校で数学とコンピューター・サイエンスの学士号を取得した。2010年にはジョージア工科大学で博士号を取得。2012年、全米科学財団大学院フェローシップを受賞。昨年は、傑出した指導者に贈られるコンピューティング学部賞を受賞した。