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レコードプレスのコスト上昇、著名プロデューサー「CDのジャケをレコードサイズで作ればいい。レコードよりも安く作れるし、アートワークの恩恵も受けられる」と提案

2023/07/19 17:14掲載(Last Update:2023/07/20 00:11)
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The Pretenders / Pretenders: 40th Anniversary Deluxe Edition (3CD)
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海外では、レコードをプレスするコストと時間が上昇しているため、CDが再注目されています。ブラーやザ・スミスのプロデューサー、スティーヴン・ストリート(Stephen Street)は「CDのジャケットをレコードと同じ12インチ・サイズで作ればいい。今のレコードよりも安く作れるし、みんなはアートワークの恩恵も受けられる。僕たちはそこに目を向けるべきなのでは?」と提案しています。

ストリートは最近、ケンブリッジ・オーディオのポッドキャスト『Made By Music』にゲスト出演し、CDフォーマットを支持していると話しています。

「僕は今でもCDが大好きだし、今でもCDを買っている。CDは、多くのインディーズ・バンドが、レコードを出す余裕がなくなったからこそ、戻らなければならないフォーマットになると思うんだ。

実際にCDとストリーミングを聴き比べれば、CDがどれだけ良い音かを思い出すと思うよ。

みんな、“(CDの)パッケージがダサい”って言うけど、ダサくない、本当に素敵なCDブックレットを作ればいいんだよ。誰もあのジュエルケース(※CDを入れるプラスチック製のケース)は好きじゃない。家にプリテンダーズの1stと2ndアルバムのCDがあるんだけど、これが素晴らしいんだ。それを開けると、CDのパッケージが入っているんだ。(レコードと同じ)12インチのパッケージに入っているから、オリジナルのアートワークのままなんだ。それを開けるとCDのパッケージが入っている。

実際、12インチのレコード・ジャケットでCDを作れば、今のアナログレコードよりも安く作れるし、みんなはアートワークの恩恵も受けられる。おそらく、僕たちはそこに目を向けるべきなんだと思うよ。店は、CDは棚に入らないから置けないと言っている。CDを12インチのジャケットにすれば、誰もがアートワークを手にすることができるし、レコードをプレスしてもらうのに何ヶ月も待たずに、CDを手にすることができる。それが今のところ問題なんだからね」