グラハム・ナッシュ、50年以上前にジェリー・ガルシアに贈ったアリゲーター・ギターと再会

グレイトフル・デッド（Grateful Dead）のギタリスト、ジェリー・ガルシア（Jerry Garcia）の愛機だった“アリゲーター”ギターは、50年以上前にグラハム・ナッシュ（Graham Nash）がプレゼントしたものでした。ナッシュは53年ぶりにアリゲーター・ギターと再会しています。

“アリゲーター”ギターは1955年製のストラトキャスター。7月10日にカリフォルニア州バークレーで行われたナッシュのコンサートに、グレイトフル・ギターの創設者兼社長であるアンディ・ローガンが持参しました。

写真家のジェイ・ブレイクスバーグはSNSに当日の写真と、このギターに関する説明を投稿しています。

「約53年前、ジェリー・ガルシアはクロスビー、スティルス、ナッシュ＆ヤングの（アルバム『Deja Vu』に収録された）“Teach your Children”という曲でペダル・スティールを弾いた。グラハムの曲で演奏したお礼として、彼はジェリーにブロンドのフェンダー・ストラトキャスターをプレゼントした。ピックガードに緑色のワニのステッカーが貼られたこのギターは、すぐに“アリゲーター”と呼ばれるようになり、この時期のジェリーのメイン・ギターとなり、1972年ヨーロッパツアーの間ずっと使われた。グラハムはこのギターを再び見ることはなかった...この前の月曜日の夜に、アンディ・ローガンがグレイトフル・ギター財団を通じてカリフォルニア州バークレーのFreight & Salvageにアリゲーターを持ち込むまでは。アンディは、ガルシアが（グレイトフル・デッドの1970年のアルバム）『American Beauty』のレコーディングに使ったマーティン・アコースティックも持ってきていた。その夜のアンコール、“Teach Your Children”で、グラハムはアコースティックを弾き、シェーン・フォンテインはアリゲーターを弾いた...伝説の再会...」