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テイラー・スウィフトの新しいレコードを再生してみたらキャバレー・ヴォルテールが流れて困惑 “呪われたレコード”と話題に

2023/07/13 15:25掲載
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Taylor Swift / Speak Now (Taylor's Version)
Taylor Swift / Speak Now (Taylor's Version)
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の新しいアナログレコードを購入したファン。再生してみたらキャバレー・ヴォルテール(Cabaret Voltaire)が流れて困惑。90年代のレアなUKエレクトロニカを紹介するコンピレーション・アルバムが間違ってプレスされていた。テイラー・ファンの間では“呪われたレコード”と言われているという。このファンがTikTokで紹介して話題に。

イギリスのスタフォードシャーに住むレイチェル・ハンターは、テイラーのアルバム『Speak Now (Taylor's Version)』のアナログレコードを購入しました。

レコードのA面を再生すると、テイラーではなく、1994年にリリースされたサンダーヘッドの楽曲「True Romance」のスポークン・ワードのイントロが聴こえてきます。

レイチェルはレコードのB面を再生すると、1992年にリリースされたキャバレー・ヴォルテールの「Soul Vine (700 Billion People)」が聴こえてきます。

レイチェルは、このレコードを初めて聴いたときの体験について、NBCニュースにこう語っています。

「この声が聞こえてきたとき、私は“ああ、なんてことなの、私のアルバムにはテイラーからの秘密のメッセージがあるのかしら?”と思いました。そのあと、“テイラー・スウィフトじゃないわ”と気づきました」

間違ってプレスされたのは、今年3月にAbove Board Projectsからリリースされたコンピレーション・アルバム『Happy Land (A Compendium Of Electronic Music From The British Isles 1992-1996) (Volume 1)』でした。これにはエイフェックス・ツイン、マシュー・ハーバート、ブラック・ドッグの楽曲も収録されています。

Above Boardの創設者であるダン・ヒルはResident Advisorにこう語っています

「一体何が起こったのか分からないが、テイラー・スウィフトのレコードに我々のアルバムが間違ってプレスされたようだ。TikTokのスウィフト・ファンは、このアルバムを“呪われたヴァージョン”と呼んでいる。フィーチャーされている音楽がこれほどまでに異なる音楽圏のものであるため、世界が大激突している。間違いはよくあることで、僕たちもいくつか間違いをしてきたけど、ファンにはエレクトロニック・ミュージックの驚きのミックスを楽しんでほしい。きっと何年か後にはDiscogsのレア・プレス盤のクラシックになると確信しているよ」

@mischief_marauder send help I got speak now (not Taylors version) this is so funny #speaknowtaylorsversion @Taylor Swift @Taylor Nation #erastour #speaknoworchid ♬ original sound - Rachel


以下はサンダーヘッド「True Romance」とキャバレー・ヴォルテール「Soul Vine (700 Billion People)」