“フォークの女王”、
ジョーン・バエズ(Joan Baez)の新しいオフィシャル・ドキュメンタリー映画『Joan Baez I Am A Noise』。全世界での上映権をマグノリア・ピクチャーズが獲得。米国では10月6日に劇場公開されます。
本作は2月のベルリン国際映画祭でプレミア上映されました。
マグノリアはこの映画の内容をこう説明しています。
「従来の伝記映画でも従来のコンサート映画でもないこの没入型ドキュメンタリーは、ジョーンの最後のツアーを追いながら、新たに発見されたホームムービー、日記、アートワーク、セラピーテープ、オーディオレコーディングなど、彼女の素晴らしいアーカイブを掘り下げている。バエズは、生涯にわたる感情的な葛藤から、MLKとの公民権運動、若きボブ・ディランとの悲痛なロマンスに至るまで、ステージ内外での自身の人生について驚くほど明かしている。生ける伝説を率直に見つめたこの映画は、これまで経験してきた人生のすべての真実を語ったことがなかった象徴的なアーティストの、説得力のある深い個人的探求である」
サイトDeadlineは、このドキュメンタリーのワールド・プレミアの直前にバエズに話を聞いています。「この映画はすべてをカバーしている。あんな風に自分の人生に誰かを入れたことはなかった」
『I Am a Noise』で明かされることのひとつは、バエズはキャリアの初期に、ひどい舞台恐怖症であったこと。彼女はまた、父親がジョーンと妹のミミに対して行った性的不適切行為や虐待の可能性について、おぼろげな記憶を語っています。そしてバエズは初めて、解離性同一性障害(一般に多重人格と呼ばれる)の経験について詳しく語っています。
「そのことについて、これまで一度も話したことがなかった。それは誰もが初めて知ることになるでしょう」とバエズはDeadlineに語っています。
監督はミリ・ナヴァスキー、メイヴ・オボイル、カレン・オコナー。