Have You Got It Yet? The Story of Syd Barrett and Pink Floyd
ピンク・フロイド(Pink Floyd)のシド・バレット(Syd Barrett)の新しいドキュメンタリー映画『Have You Got It Yet? The Story of Syd Barrett and Pink Floyd』。ヒプノシス(Hipgnosis)の故ストーム・トーガソン(Storm Thorgerson)と共に本作の共同監督を務めた映画監督ロディ・ボガワは、Ultimate Classic Rockの新しいインタビューの中で、当初はシドのブートレグ音源を映画で使用し、「公認にしちゃおう」とアイデアを出すが却下されたこと、デヴィッド・ボウイのインタビューを熱望するが病気のため実現しなかったこと、映画作りで一番驚いたこと、シド・バレットがいなかったらフロイドは存在しなかったと思うか?などを話しています。
「『The Dark Side of the Moon』時代のピンク・フロイドのファン層は間違いなく存在すると思うよ... シドの物語について、僕が興味を持ったことのひとつは、それがごくありふれた物語でもあるということなんだ。... つまり、ブライアン・ジョーンズの話(にも通じるもの)なんだ。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン、ダニエル・ジョンストン。カート・コバーンだってある意味ではそうだ......自分の中にあるもの、それが傷ついたものであれ、詩的なものであれ、そういったものすべてに創造的なはけ口を見つけた人たちが、成功のプレッシャーに苛まれたときにどうなるか。僕にとっては、それもまた興味深い比喩であり、普遍的な物語だった。... ピンク・フロイドのファンの人たちは、この作品に含まれているものやそういうものに興味を持つだろうけど、僕はこの作品をもっと大きなものにしたいと思っている。この映画は、誰もが人生においてさまざまな道を選び、それが自分にどのような影響を与えるかということを描いているんだ」