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ガンズ・アンド・ローゼズ『Appetite for Destruction』の「ガンズ十字架ロゴ」をデザインしたビリー・ホワイト・ジュニア死去

2023/07/10 13:15掲載
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Guns N' Roses / Appetite for Destruction
Guns N' Roses / Appetite for Destruction
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のデビュー・アルバム『Appetite for Destruction』のジャケット・カヴァーを飾る「ガンズ十字架ロゴ」をデザインしたアーティストのビリー・ホワイト・ジュニアが死去。ガンズのスラッシュ(Slash)が訃報を伝えています。

スラッシュはSNSに「RIP ビリー・ホワイト・ジュニア GNR十字架ロゴのデザイナーであり、バンドの長年の友人。寂しくなるよ」と追悼コメントを投稿しています。



1980年代半ばにカリフォルニア州ロングビーチで美術を学んでいたホワイトは、ガンズがサンセット・ストリップで頭角を現していた頃、ガンズのメンバーと友人になる。そして、ある日、フロントマンのアクセル・ローズから思いがけない電話を受ける。ホワイトは2016年のインタビューでこう振り返っている。

「ある日、アクセルから電話があった。いとこの家の壁に僕が描いた絵を見て、タトゥーを描いてくれないかと頼んできたんだ。僕はもちろんと答えて、話をしたんだよ」

ホワイトは、ケルト十字と5人のバンド・メンバーそれぞれを表す頭蓋骨を描いた、今では象徴的なロゴの制作に協力した。

「十字架とバンド・メンバーの頭蓋骨はアクセルのアイデアで、残りは僕のアイデアだった。十字架の結び目は、アクセルも僕も大好きなバンド、シン・リジィを参考にしたんだよ」

このデザインは当初、アルバム・カヴァーではなくタトゥーのためのものでしたが、ロバート・ウィリアムズの絵画を元にした『Appetite for Destruction』のオリジナル・アルバム・カヴァーが物議を醸し、いくつかの音楽小売店がこのアルバムの在庫を拒否したため、レーベルは妥協し、オリジナル・アルバム・カヴァーはインナー・スリーブに移され、ホワイトの十字架と頭蓋骨のデザインが新たなアルバム・カヴァーに採用された。

「アクセルがまた電話してきて、ウィリアムズの絵がボツになったから、(僕のデザインが)すべてのジャケットになると言ってきたんだ。僕それでいいと思ったよ」