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書籍『実相寺昭雄の冒険 創造と美学』発売、謎多き鬼才の姿を現場スタッフ/キャストへのインタビューで解き明かす

2023/07/04 19:06掲載
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実相寺昭雄の冒険 創造と美学
実相寺昭雄の冒険 創造と美学
書籍『実相寺昭雄の冒険 創造と美学』が立東舎から8月25日発売。実相寺組の現場はどのようなもので、いかにして作品が構想され、制作されていったのか。円⾕時代、ATG作品から『帝都物語』、CM、オペラまで。謎多き鬼才の姿を、現場スタッフ、キャストへのインタビューで解き明かす。
■『実相寺昭雄の冒険 創造と美学』
著:八木 毅
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
仕様:A5判 / 328ページ
発売日:2023.8.25
ISBN:9784845639144

<内容>

没後15年を経てなお、独特の作風で多くの観客を魅了し続けている実相寺昭雄。自身の著作も多く残され研究書もあることから、すでに語り尽くされたかのような感がありますが、実は創造の現場についてはあまり語られてこなかったのではないでしょうか。実相寺組の現場はどのようなもので、いかにして作品が構想され、制作されていったのか。その詳細を、実際に実相寺昭雄と現場を共にした方々に八木毅監督が伺っていきます。実相寺ファンで自身も仕事を共にした八木監督により、ベールに包まれていた「実相寺組の現場」がついに詳らかとなるでしょう。
また貴重な未発表資料や雑誌掲載記事なども掲載し、「実相寺昭雄像」の⼤幅なアップデートを図ります。

予定CONTENTS
◎PART1 60年代〜
寺⽥農
毒蝮三太夫
桜井浩⼦
内野惣次郎
ひし美ゆり⼦
愛まち⼦
栗塚旭
野⼝多喜⼦
稲垣涌三
宍倉徳⼦

◎PART2 70年代〜
中堀正夫
都築⼀興+皆元洋之助

◎PART3 80年代〜
嶋田久作
佐野史郎
油谷岩夫
⾳楽年表
赤澤環

◎PART4 90年代〜
髙橋巖
勝賀瀬重憲
『ウルトラマンダイナ』「怪獣戯曲」〜円谷プロ側スタッフの視点から(八木毅)

◎PART5 00年代〜
⼩林雄次+⼋⽊毅
実相寺監督インタビュー『DOOP』vol6(2004年)再録

<著者について>
八木毅(やぎ・たけし)
早稲田大学シネマ研究会で映画を研究し、卒業後に円谷プロダクションに入社。高野宏一特技監督、満田かずほ(=のぎへんに斉)監督に師事し、監督、特技監督、プロデューサーとなる。代表作に『ウルトラマンマックス』『ULTRASEVEN X』『大決戦!超ウルトラ8兄弟』『ウルトラマンガイア』『ウルトラQ dark fantasy』『都市伝説セピア』『SD ガンダムフォース』など。2007年に独立して現在はフリー。近年では北米のnaroプロジェクトで脚本・監督として新作『AKARI』(2023年のファンタジア国際映画祭招待作品)を製作し、またnaro特撮講座など海外でも複数のプロジェクトが進行中である。著書に『ウルトラマンマックス 15年目の証言録』『ウルトラマンティガ 25年目の証言録』『ウルトラマンダイナ 25年目の証言録』『ULTRASEVEN X 15年目の証言録』『特撮黄金時代 円谷英二を継ぐもの』がある。