
ミュージック・マガジン8月増刊号 モダン・ジャズ(アルバム・セレクション・シリーズ)
ミュージック・マガジン8月増刊号『モダン・ジャズ(アルバム・セレクション・シリーズ)』が7月18日発売。1945〜68年の黄金期の作品から現代の視点で選んだ「ニュー・スタンダード」のアルバム・ガイド。ビ・バップ、ハード・バップからフリーまで、歴史やスタイルの変遷も理解できる決定版
■ミュージック・マガジン8月増刊号
アルバム・セレクション・シリーズ
モダン・ジャズ
7/18発売
¥1,650 税込
原田和典(著)
四六判192ページ/2023年8月1日発行[雑誌08480-8]
<内容>
1945〜68年の黄金期の作品から現代の視点で選んだ「ニュー・スタンダード」のアルバム・ガイド。ビ・バップ、ハード・バップからフリーまで、歴史やスタイルの変遷も理解できる決定版!
生楽器中心にインストで演奏され、アドリブを重視したモダン・ジャズ・サウンドは、第二次大戦終結前後から急速な発展を遂げていきます。しかし、あまりに数多くの作品がリリースされたために、どのアルバムから聴いていいのかわからない、といったリスナーも多いのではないでしょうか。そんな方々のニーズにお応えするのが本書。元『ジャズ批評』編集長で現在は音楽評論家として活躍する原田和典氏が、“最も重要なアーティスト”“最もジャズらしいジャズ作品”を厳選し、その聴きどころを熱く語ります。
◆ARTIST PICKUP ──サウンド変革の核心を担い、後続世代にも強い影響を残したアーティスト15人の経歴と代表的なアルバム
マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、セロニアス・モンク、バド・パウエル、チャールズ・ミンガス、アート・ブレイキー、スタン・ゲッツ、リー・コニッツ、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、エリック・ドルフィー、オーネット・コールマン、ギル・エヴァンス
◆1945-1949 ──ジャズ・クラブを基盤にしたサウンドの急速な変貌
ビリー・エクスタイン、ハワード・マギー、ファッツ・ナヴァロ、サージ・チャロフ、デクスター・ゴードン、ウォーデル・グレイ、ジェイムズ・ムーディー、ジョージ・シアリング、レニー・トリスターノ、ウォーン・マーシュほか
◆1950-1954 ──アレンジとアンサンブルに主眼を置いた西海岸と東海岸の動き
デイヴ・ブルーベック、アーマッド・ジャマル、ルー・ドナルドソン、ジェリー・マリガン、アート・ペッパー、ショーティ・ロジャース、J・J・ジョンソン、アート・ファーマー、タル・ファーロウ、バド・シャンクほか
◆1955-1959 ──“パーカー・チルドレン”による新たな創造
クリフォード・ブラウン、マックス・ローチ、ジョージ・ウォーリントン、ポール・チェンバース、ジミー・ジュフリー、モダン・ジャズ・カルテット、ジミー・スミス、キャノンボール・アダレイ、ソニー・クラーク、ホレス・シルヴァーほか
◆1960-1964 ──即興演奏の制約を取り払うモード・ジャズとフリー・ジャズの二大潮流
ウィントン・ケリー、リー・モーガン、セシル・テイラー、ユセフ・ラティーフ、ジョージ・ラッセル、ポール・ブレイ、ウェス・モンゴメリー、サン・ラー、ジェレミー・スタイグ、アルバート・アイラーほか
◆1965-1968 ──新世代によるモード・ジャズの革新、他ジャンルとの交流の活発化
ドン・チェリー、ハービー・ハンコック、ボビー・ハッチャーソン、ラムゼイ・ルイス、ローランド・カーク、ウェイン・ショーター、アンソニー・ウィリアムス、ゲイリー・バートン、ジョー・ヘンダーソン、チック・コリアほか
<もくじ>
■ introduction アドリブ重視のサウンドが進化を極めたジャズの黄金時代
■ ARTIST PICKUP
□ マイルス・デイヴィス
□ チャーリー・パーカー
□ ディジー・ガレスピー
□ セロニアス・モンク
□ バド・パウエル
□ チャールズ・ミンガス
□ アート・ブレイキー
□ スタン・ゲッツ
□ リー・コニッツ
□ ソニー・ロリンズ
□ ジョン・コルトレーン
□ ビル・エヴァンス
□ エリック・ドルフィー
□ オーネット・コールマン
□ ギル・エヴァンス
■ 1945-1949 〜ジャズ・クラブを基盤にしたサウンドの急速な変貌
■ 1950-1954 〜アレンジとアンサンブルに主眼を置いた西海岸と東海岸の動き
■ 1955-1959 〜“パーカー・チルドレン”による新たな創造
■ 1960-1964 〜即興演奏の制約を取り払うための二大潮流
■ 1965-1968 〜新世代によるモード・ジャズの革新、他ジャンルとの交流の活発化
■ ヨーロッパや日本での注目作
■ index