ビートルズやZEP等も使ったBBCの象徴メイダ・ヴェール・スタジオ、映画音楽作曲家ハンス・ジマーが約20億円で購入

ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、レッド・ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス、ニルヴァーナなど数多くのアーティストが、英BBC Radioのためのセッションを録音する際に使用した、ロンドンのメイダ・ヴェール・スタジオ（Maida Vale Studios）。BBCは2018年、このスタジオを閉鎖する計画を発表し、最近売りに出されていました。このニュースが流れたとき、レディオヘッドのプロデューサー、ナイジェル・ゴドリッチはツイッターに「この美しいスタジオを壊さないでくれ！このような場所はほとんど残っておらず、この特別な部屋は歴史に彩られているんだ」と投稿し、存続を訴えていました。

英デイリー・メール紙によると、数多くの映画音楽を手掛ける作曲家ハンス・ジマー（Hans Zimmer）が、このスタジオを1050万ポンド（約20億円）で購入したという。同紙によると、ジマーは自身の音楽制作・出版会社である14thストリート・ミュージックを通じてを購入したとのこと。ジマーはここをイギリスの拠点として映画音楽を作曲していくという。

メイダ・ヴェール・スタジオはもともと、1909年にローラースケートの宮殿として建設され、1933年にBBCがBBC交響楽団を収容するために購入しました。この施設は7つのスタジオで構成されています。BBCは2025年までにこの施設を明け渡し、イースト・ロンドンのストラットフォードにある専用の音楽録音・リハーサル・スタジオに移転する予定です。