「ボン・ジョヴィに会った最初の日、僕は、とっておきのタイトルを持っていた。“You Give Love A Bad Name”。ジョンが僕を見上げて(微笑んだ)......」
「それから僕は“ボニー・タイラーのために書いた曲があるんだけど、このサビはヒット曲になると思うんだ”と言った。ボニー・タイラーの曲は(ボニー・タイラーの曲のシンセ・パートを口ずさみ)、ちょっと“Billie Jean”やユーリズミックスの“Sweet Dreams Are Made Of This”に似ていた。僕は“リッチー、これを弾いてよ”(チャイルドは“You Give Love A Bad Name”でフィーチャーされることになるギター・リフをハミングする)と言ったら、彼は“そんなのマイケル・ジャクソンみたいじゃないか、俺たちはロックバンドだよ”と言ったので、僕は“ギターでやって欲しいんだ”と言ったんだ」
出来上がった曲はスマッシュ・ヒットとなり、ボン・ジョヴィのサード・アルバム『Slippery When Wet』の主要曲となりました。
サビのメロディの物語はまだ続きます。
「話は現代に移って、エヴァ・マックスと彼女の9人のライター・チームが“Kings & Queens”という曲を思いついたんだ。彼女たちは僕のところに来て、“For You Give Love A Bad Name”を使用するライセンスを求めてきた。彼女たちは自分たちの曲が十分に違うものだと思っていたからね。僕は“いや、オリジナルの“If You Were A Woman (And I Was A Man)”を聴いてくれ”と言ったんだ。