『奥さまは魔女』吹き替えでダーリン役 歌手・俳優の柳澤愼一が死去
2023/06/28 13:01掲載(Last Update:2023/06/29 02:23)
柳澤愼一
米ドラマ『奥さまは魔女』のダーリン役の吹き替えなどで知られる歌手・俳優の柳澤愼一が死去。2022年3月24日に骨髄異形成症候群で亡くなっていたことが発表されています。89歳でした。
柳澤愼一(本名・眞一)は1932年、東京都出身。1952年にジャズソング「チェンジング・パートナース(君慕うワルツ)」で歌手デビュー。「イスタンブール・マンボ」「スワニー」などの外国曲で人気を博した。
俳優としても『西銀座駅前』『東京バスガール』などに出演。日本の喜劇王と呼ばれた榎本健一に認められて、人気ボードビリアン(軽演劇俳優)として名をはせた。また声優としても『奥さまは魔女』のダーリン役の吹き替え、『ひょっこりひょうたん島』などにも出演した。
まだテレビが生放送のみだった時代に週13本のレギュラー番組を任され、日劇出演は500日以上、170本以上の映画に出演した。2019年公開の主演映画『兄消える』が遺作となった。福祉活動を長年続け、1981年に総理大臣表彰を受けた。