Toyah & Robert's Sunday Lunch - Master Of Puppets
キング・クリムゾン(King Crimson)の
ロバート・フリップ(Robert Fripp)と彼の妻
トーヤ・ウィルコックス(Toyah Willcox)が英BBCの朝のニュース番組『BBC Breakfast』に出演。
2人が毎週日曜日に公開している夫婦漫才/映像シリーズ「Toyah & Robert's Sunday Lunch」について尋ねられたトーヤは、その背後にある考え方について少し語っています。
「ロックダウン中に、クラシック・ロックが人々の人生を変え、本当に良い思い出を訪れる機会を与えてくれることに気づきました。私にとっては、12歳のときに初めて聴いたデヴィッド・ボウイの“Life On Mars”です。あの曲を聴くたびに、私はあの時代に引き戻される。私たちがやっていることのコンセプトは、人々をクラシック・ロックに引き戻すことであると同時に、ダンス・テントからやって来た新しい世代にレッド・ツェッペリンやブラック・サバスを紹介したり、ブロンディを紹介したりすることなのです」
司会者は<グラストンベリー・フェスティバル>に参加する人々の年齢層はとても幅広いとコメントすると、トーヤは「毎年が人生最高の年であるかのように生きるべきであり、年齢で判断すべきではないのです」と話しています。
2人は先日、<ワイト島フェスティバル>で演奏しました。フリップはこう話しています。
「(ワイト島フェスティバルの出演者の中で)60年代にフェスティバルで実際に演奏したことがあるのは、おそらく僕だけだろう。僕がプロになった1967年当時、音楽が世界を変えられることは誰もが知っていた。無料のフェスティバルは、今日で言うところの社会変革のための主要な手段だった。音楽と一緒に集まることで、このようなイベントに参加する多くの人々には、世界が逆回転し、未来は手を伸ばせば掴むことができると僕たちが知っているような力を持っていた」
フリップは、昔のフェスティバルと今のフェスティバルの違いは何かと尋ねて、こう話しています。
「そもそも、それらはすべて無料だった。ヘルズ・エンジェルスを含め、主にボランティアによって運営されていた。そして今日、その精神はそこにあるが、組織はよりプロフェッショナルになっている。何トンもの機材をステージに並べ、何十万人もの観客が集まるイベントに参加するのであれば、組織がプロフェッショナルであることは非常に良いことだ」