欲望という名の音楽: 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ
二十世紀日米ジャズ裏面史。書籍『欲望という名の音楽: 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ』(二階堂 尚・著)が草思社から6月30日発売。ピーター・バラカン推薦「売春、麻薬、戦争、犯罪組織抜きに語れない 日米ジャズの裏話満載。一気に読破しました」
■『欲望という名の音楽: 狂気と騒乱の世紀が生んだジャズ』
二階堂 尚 (著)
<内容>
「売春、麻薬、戦争、犯罪組織抜きに語れない
日米ジャズの裏話満載。一気に読破しました」
――ピーター・バラカン氏推薦。
RAA(特殊慰安施設協会)、米軍放送、Vディスク、ジミー荒木、伊勢佐木町、モカンボ・セッション、ハナ肇、植木等、守安祥太郎、秋吉敏子、ヘロイン、ヒロポン、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、「jass」、カンザス・シティ、ニューオリンズ、禁酒法、「朝日の当たる家」、ニーナ・シモン、クレージーキャッツ、山口組、美空ひばり、シカゴ、アル・カポネ、『ゴッドファーザー』、ベニー・グッドマン、ジョン・ハモンド、アルフレッド・ライオン、フランク・シナトラ、ガーシュウィン、『ポギーとベス』、「奇妙な果実」、ビリー・ホリデイ……。
売春、ドラッグ、酒、犯罪、戦争、人種差別、民族差別、リンチ――。
社会の暗部が垣間見える興味深いエピソードに満ちた
二十世紀日米ジャズ裏面史。
[目次より]
第一章 ジャズと戦後の原風景
第二章 みんなクスリが好きだった――背徳のBGMとしてのジャズ
第三章 戦後芸能の光と影――クレージーキャッツと美空ひばり
第四章 ならず者たちの庇護のもとで――ギャングが育てた音楽
第五章 栄光と退廃のシンガー、フランク・シナトラ
第六章 迫害の歴史の果てに――ユダヤ人と黒人の連帯と共闘
<著者について>
二階堂 尚(にかいどう・しょう)
文筆家。1971年、福島県浪江町生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業後、フリーの編集ライターとなる。カルチャーメディア「ARBAN」にて音楽コラムを連載中。