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スロウダイヴ 6年ぶりの新アルバム『everything is alive』発売 新曲「kisses」MV公開

2023/06/20 17:09掲載(Last Update:2023/06/20 17:52)
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Slowdive
Slowdive
シューゲイザー・レジェンド、スロウダイヴ(Slowdive)は6年ぶりの新アルバム『everything is alive』を海外で9月1日発売。リリース元はDead Oceans。このアルバムからのファースト・シングルとして「kisses」をリリース。ミュージックビデオも公開されています。

スタジオ・アルバムのリリースは2017年の復活作『Slowdive』以来。通算5作目。スロウダイヴは2014年に再結成。前作『Slowdive』は22年ぶりのスタジオ・アルバムでした。

新作は、ソングライター兼プロデューサーであるバンドの中心人物ニール・ハルステッド(Neil Halstead)が自宅でデモを作るところから始まりました。モジュラーシンセの実験に取り組んでいたハルステッドは当初、『everything is alive』を「よりミニマルなエレクトロニック・レコード」と考えていました。スロウダイヴの集団的な意思決定により、最終的には、彼らの特徴であるリバーブを効かせたギターに回帰しましたが、最初のコンセプトは作曲にも浸透していました。

「バンドとして、全員が満足しているときは、より強い素材になる傾向がある。僕らはいつも少しずつ違う方向からやってきていて、一番良いのはみんなが真ん中で出会うところなんだ」とハルステッドは言い、またメンバーのレイチェル・ゴスウェル(Rachel Goswell)は「スロウダイヴは、それぞれの要素の総和なのよ。5人が部屋に集まれば、何か計り知れないものが起こる」と付け加えています。

2020年4月に予定されていた『everything is alive』のスタジオセッションは新型コロナウイルスの影響で中止となり、6ヵ月後、彼らがこれまでレコーディングを行ってきたコートヤード・スタジオでようやく顔を合わせたとき、ついに家から出れる正当な理由が出来て、その雰囲気は歓喜に満ちていたという。これが複数年にわたるレコーディングの始まりで、オックスフォードシャーからリンカーンシャーのウォルズ、そしてニールが所有するコーンウォールのスタジオで行われました。8曲中6曲はグラミー賞受賞エンジニアのショーン・エヴェレット(The War On Drugs、SZA、Alvvays)がミックスしています。

このアルバムは、2020年に亡くなったゴスウェルの母親とドラマーのサイモン・スコットの父親に捧げられており、ゴスウェルは声明の中で「私たちの何人かに個人的に深い変化がありました。その岐路は、スロウダイヴの音楽が持つ幾重にも重なったエモーショナルなテノールに反映されています。生きているものはすべて経験によって重くなりますが、それぞれの音は落ち着いていて、賢明で、必然的に希望に満ちたものになっています。そのユニークな錬金術は、悲しみと感謝、地に足の着いた高揚感の両方を微妙に体現しています」と話しています。

新作には全てのフィジカル・フォーマットにリミテッド・エディション・アートワークが付属されます

■『everything is alive』

1. shanty
2. prayer remembered
3. alife
4. andalucia plays
5. kisses
6. skin in the game
7. chained to a cloud
8. the slab