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バットホール・サーファーズのドラマー テレサ・テイラー死去、映画『スラッカー』に象徴的な役で出演

2023/06/20 08:57掲載
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Teresa Taylor in Slacker
Teresa Taylor in Slacker
バットホール・サーファーズ(Butthole Surfers)でドラムを演奏し、リチャード・リンクレイター監督映画『スラッカー(原題: Slacker)』に象徴的な役で出演したことでも知られるテレサ・テイラー(別名テレサ・ネルヴォーサ/Teresa Taylor/Teresa Nervosa)が死去。バンドがSNSにて肺の病気で亡くなったことを発表しています。60歳でした。

テイラーは1962年11月、テキサス州アーリントン生まれ。高校時代、オースティンとフォートワースのさまざまなマーチングバンドでドラムを始めたという。高校時代のバンド仲間のドラマーにキング・コフィーことジェフリー・コフィーがおり、2人はバットホール・サーファーズのツインドラマーとして、1980年代のほとんどをテレサ・ネルヴォーサとキング・コフィーとして活動することになった。

テイラーはアルバム『Rembrandt Pussyhorse』『Locust Abortion Technician』『Hairway to Steven』などに参加した。

大規模なツアーを行った後、ストロボライトの発作に悩まされるようになり、1989年にバットホール・サーファーズを脱退。その後、脳動脈瘤と診断され、1993年に脳手術を受け、再び演奏できるようになった。彼女はコフィーのバンドRubbleで演奏し、2000年代後半のツアーでバットホール・サーファーズに再加入した。

バンドの合間には、リチャード・リンクレイターの初監督映画『スラッカー』にも出演した。彼女の役どころは、マドンナのものだと主張する乳頭塗抹標本が入った瓶を、道行く2人に売ろうという、小さいながらも印象に残るものだった。このキャラクターは、映画の公式ポスターやパッケージにも登場した。

2021年、テイラーはSNSで、末期の肺疾患と診断されたことを発表した。彼女は昨年ホスピスに収容されたと伝えられている。