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アンディ・サマーズ、ポリス時代を振り返る、再結成ツアーが続かなかったことを悔む「何年も演奏し続けることができただろう」

2023/06/15 16:54掲載
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Andy Summers
Andy Summers
ポリス(The Police)アンディ・サマーズ(Andy Summers)は英Classic Rockのインタビューの中で、ポリス時代を振り返っています。ジョン・ケイルとのレコーディングや、どのくらい真剣に『Synchronicity』の次を作ろうと思ったのか?など。またサマーズは、再結成ツアーを続けたいと思っていたそうで、「僕は何年も演奏し続けることができると思っていた。もっとできたはずなのに、そうはいかなかった」とも話しています。

Q:ある時期、ジョン・ケイルとのレコーディングが決まっていたのでは?

「ジョンがレコードのプロデューサーになるはずだったんだ。でも、現れた彼は酔っ払っていた。どうしようもない。うまくいかなかった。30分くらいでキレた気がする。結局、何もなかった。その後、スペインでジョンとテレビ番組に出演することになった。その時、彼は床を転げ回り、コカインがついていたのでアメリカン・エキスプレスのカードを鼻に突っ込もうとしていた。才能のある男だったが、すべてがうまくいかなかった」

Q:スティングはバンドのソングライターだった。しかし、実際の曲はバンドの3人の作品でしたよね?

「もちろん。それをトラックと呼ぼう。ポリスのトラックは、3人のケミストリーがあったからこそできたものだ。真似できるわけがない。“続けられたはず”と500万回以上言われている。でも、できなかったし、しなかった。ポリスは一度きりだった。もし3人のうち1人がいなかったら、あんなことにはならなかっただろう。“Take Every Breath You Take”も、あのギターパートを入れるまでは『Synchronicity』に収録される予定もなかったんだ」

Q:「Behind My Camel」でグラミー賞を受賞しましたね。

「したね。とても嬉しかったよ。でも、あの時点では、何でもグラミー賞が取れたかもしれない。屁をこいても、グラミー賞が取れたかもしれない」

Q:1978年から1983年まで、あなたはポリスのレコーディングとツアーのスケジュールを絶え間なくこなしていました。

「それはもう、目まぐるしい日々だったよ。イギリスだけでなく、世界中どこでもすごい人気だった。日本やインドでさえもね。あらゆる場所で。基本的には常にツアー中だった。休む暇もなかった。大金を稼いでいたので、マネージャーは決して休ませようとしなかった。爽快で素晴らしい、そして疲れ果てた。素晴らしい経験だった。

どこに行っても人気があって、一目置かれる存在になった。結局、家からも、ホテルの部屋からも出られなくなった。このような陳腐でファンタジーな世界に、僕たちは長い間住んでいた。今はもうない。インターネットによって、すべてが変わってしまった。ぼくたちは、黄金期、栄光の時代の絶頂期を過ごしたのだと思う」

Q:『Synchronicity』の次を作ろうと、3人でどのくらい真剣に取り組んだのですか?

「あれは完全に失敗だった。みんな僕たちにもう一度集まってもらおうと必死だったんだ。スティングは独り立ちしていた。彼はソロ・アルバム(1985年の『The Dream Of The Blue Turtles)を作っていた。北ロンドンのスタジオで試運転をすることになった。その前日、スチュワート(コープランド)は馬に乗って出かけた。スチュワートは当時、ポロ(競技)をやっていた。彼は落馬して鎖骨を骨折し、ドラムを叩けなくなった。それで終わってしまった。それにスティングは新しい曲を書きたがらなかった。だから僕たちがやったのは“Don't Stand So Close To Me”の新ヴァージョンだけだった。かなりいい加減なものだった。もしスチュワートが落馬しなければ、もっと違う話になっていたかもしれない」

Q:再結成ライヴでは、3人のバンドとしての力強さも強調されていましたね。あれほど素晴らしいものを再び手放すのは大変だったのでは?

「もし僕次第だったら手放すことはなかっただろうね。これは興味深いテーマで、脆さ、虚弱さ、エゴなどとも関係している。僕は何年も演奏し続けることができると思っていた。素晴らしい新しいレコードを作ることもできたはずだ。これ以上はあまり言いたくない、個人的なことになるから。悲しいことだね。もっとできたはずなのに、そうはいかなかった。史上最も偉大なバンドのひとつが軽視されてしまった、そう言えると思う」

Q:しかし、楽曲は忘れ去られることはないでしょうね?

「だからこそ、歴史上最も偉大なバンドの1つなんだ。曲は消えないよ。“Every Breath You Take”はSpotifyでの再生回数が15億回を突破した。作られた状況を考えると、すごいことだと思う。Call The Police(※彼と一緒にブラジルのミュージシャン2人が参加している)と4度目のブラジルツアーを終えたところ。僕らはポリスのヒット曲を全部やっていて、本当に相性がいいんだ。ツアーでは毎晩のように盛り上がったよ」